Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

08
2017  21:24:13

28ピークス目 ~宇宙の並びは水筋地花木と羽音

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昨年の事だったかよく覚えてはいませんが、
巷ではやたらと有名人の不倫問題がもてはやされていました。

直接的に迷惑をかけられている訳でもないのに
騒ぎ立てるメディアや世論を尻目に冷めた態度を装っていた訳ですが
ちょこっとだけ報道されかけたハイスタ横山氏騒動の際は
メディア操作説も流れた煽りも受けつつ、
健さん普段の口調に比べるとなんか男らしくないぞと
なんとなくハイスタを聞きたくなくなってしまったという
俗物そのものの私でございました。


さて、そんな烏合の衆の一部である我々が
夏の終わりも見えてきた頃以前から訪れてみたかった
憧れの稜線を歩きに出かけてまいりました。


今回訪れたお山は群馬県と新潟県にまたがる2000m峰、仙ノ倉山(標高2,026m)。
谷川岳連峰最高峰であり、日本二百名山である。
ハイライトによくあげられる、平標山からの稜線の風景は
山歩き好きなら大好物の風景らしく
我々も是非とも拝んでみたいものであった。


<本日のルート>
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ルートは超一般的である平標山を経由して稜線上をプチ縦走するルート。
標高差は約1,100m、総距離15km弱の記憶によると我々の歴代最長距離である。
このところトレーニングも含めてお山ワークをさぼっているにも関わらず
いきなりのこんな距離のトライに大した意図もないのですが
以前から行ってみたいと思っていたお山だったので
いつでも引き返すゆるい覚悟を持って胸ならぬ峰をお借りする所存です。


<当日の天気>
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てんきとくらすより拝借)

この日は南から不安定に動く台風が近づいて来ていて
日々予報が変化していた。
いい加減な自分の勘だけを頼りに他の山域よりなんとなく持ちそうな気がしたため
このお山に決めたという根拠も何もない理由もあったりする。


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登山口まで自宅から200キロ程度と比較的近い距離にあるんだけど
久しぶりの高峰という事でちょっとした高度順化を狙って
前日入りしようと夜移動する。

ただいつものようにダラダラと準備してしまい
到着予定は深夜1時との事で
おそらく明朝に備えて寝静まっているであろう登山口までの行軍は諦め
手前の道の駅で車中泊することにした。


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「道の駅 みつまた」での朝。
慣れてもいない車中泊にトライするも落ち着くポジションが見つけられず
2時間程しか眠れず。
相棒は相棒で暑かったらしく私ほどではないにしろ
やはりあんまり眠れなかったご様子。

我々にとっては結構なトライなのに大丈夫でしょうか。。。


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曇り空に時折晴れ間も見えたりして
何とか持ってくれるのではないかと期待できる空。
とはいえ谷川山系は過酷な天候で知られるお山。
荒れだす兆候があれば即時下山であります。

最大の心配は
我々『節穴ーズ』にその兆候を見つける能力があるのか
なのであるけれど。


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幸い道の駅から10キロほど南下したところに
平標山登山口駐車場がある(1日¥600)。
ネットから8時ころには満車状態になる事があるらしい
情報を仕入れていたので用心して6時前に到着したのだけれど
終日を通して考えてみてもそれなりに余裕があったみたい。


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お手洗いもあります。
とても綺麗らしく、更に側面には靴の洗い場も完備。


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お手洗いの右側に登山届のポストがあります。
相変わらず独自のフォーマットで自宅から用意してますがいいのですかね?
たぶん必要な事柄は網羅してるはずなんですがね。

最近はネットで申請できるお山もあるようなので
活用してみては如何?
(私はそういうの苦手です)

コンパス~山と自然ネットワーク~
http://www.mt-compass.com/consept02.php


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まずは駐車場から見える鉄塔を目指します。
平均タイム1時間との事ですが結構距離あるように見えるなぁ。


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そうそう、ようやく新メンバーのK-S2をテストする時がやって参りました。
欲張りで動画も撮影したいので、ダブルスタンバイで無駄に重量を増やしていくスタイル。
キットレンズなら『PaaGo WORKS SWING L』にも収納可能。


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ちょこっとだけアスファルトを歩くと登山口に到着。
距離を考えるとちょっと恐ろしくなるので
無心でペースを掴みにかかります。

ここで大好きなハッカ油を振りかけて
節穴ーズ兼虫コナーズに変身する我々。
効果のほどはよくわかりませんが、とりあえず
ブヨに襲われた記憶はありません。


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噂には聞いていましたがのっけから超絶整備された
階段を歩いて行きます。
丹沢程ステップは高くないのでそれほどきつくない印象。


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全くのレベルでテストもせずにいきなり実践投入してしまったK-S2。
設定は基本的にカメラ任せのAutoモードで撮っています。

手持ちのレンズ交換式カメラ全般に言える事なのですが
暗い樹林帯では高確率で手ブレ及び被写体ブレを起こしてしまいます。
コンデジだとあんまりそんな事なかった気がするので
序盤はAutoモードに頼らずシャッタースピードを稼いでいく必要がありそうです。


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ビッと止まっておいてくれるとさすがの立体感。
D300sに比べると軽量コンパクトなので
設定さえ済んでいれば(撮影中は)片手で撮影が可能です。

さすがにマイクロフォーサーズには敵いませんが
それでも悪くないフットワークです。


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一度開けたところに出てみるも
思った通りなかなか近くに来てくれない鉄塔さん。

カメラの方も回数を重ねますが
ちょっと測光とAWBに癖があるのか画が安定しない印象。
あと暗いところでのオートフォーカスは苦手そう。


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猛々しく生い茂る草木が
我々を夏の強い日差しから守るように
天然のトンネルを作ってくれます。

そしてそれらが育む小さな虫がいっぱいです。
核心はこちら。


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プリっと小さな岩を超えると
トンネルを抜けた様子。


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ようやく鉄塔さんが見えました。
前人未到の古代鉄塔に向かう
ウチの相棒の雄姿をとくと見よ。


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私の方はどうも呼吸が整わないので
比較的元気な相棒をなだめて小休憩を要求。

コンクリの台座がちょうどよい休憩スポットなのですが
ここいらからトンボやらアブやらハチやらがお祭り騒ぎで
とても落ち着いていられません。


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派手なご衣装でキミもお祭り参加者かい?


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休憩もそこそこにまた緑のトンネルを1つ抜けると
また視界が開ける予感。


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視界の開けた尾根道に出た。

のっけからこの景色。
上空は風が強いのでしょうか。


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南側に目をやると広大な山岳地帯が見えた。
画像のもう少し右側には苗場山という
山頂付近に不思議な草原を抱えるお山があり
いつか来ますよと挨拶をしておいた。


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結局終始見る事になる苗場プリンスホテル。
スキーシーズンの真逆なためなのかどうも街に元気がない気がしたので
天下のプリンスはどんな雰囲気なのか見に行ってみればよかった。


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目線を前に戻すとこれから歩く長い道のりが見える。
ここからまず目指すは平標山なんだけど
手前に見えるピークらしき地点は偽ピークらしく
見た目を信じて登ると結構がっかりするらしい。


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再び苗場山方面。
元気そうな雲が今にも乗り越えてきそうな感じ。
あの辺はそこら中真っ白でしょうね。


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薄々感じてはいたのですが、
この日はどうも調子が上がらない私。
あがらないというよりは能力が落ち込んだというのが正しい気がしますが
終始呼吸が乱れ、上体がフラフラして
のっけから超絶バテてました。

あの鈍足の魔術士の名を欲しいままにしている我が相棒ですら
私の不調を感じ取り何度も振り返る始末。
やっぱりできるだけジョギングしないとですな。


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どうにかこうにか中継地点の松手山山頂に到着。
本音を言うとここで帰ってもよい疲労感でしたが
体が次第に山のペースに慣れる事を信じて
取りあえず平標山を目指すことに。


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しかしながらさっき見たのとたいして変わりがないような先の景色。
山域の大きさを感じる事ができます。
丹沢の表尾根コースを1.5倍増しのスケール感ではないかと思われる。


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尾根道の序盤は比較的なだらかな道なので
思ったよりは楽に距離を稼いで行ける。
ただし当然その分高度は稼いでないので
そのツケをゆくゆくは払う事になるのだけれど
這う這うの体である私にはありがたい区間でした。


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木道ゾーンになると平標山に向けてのラストスパートが開始。
早くもツケを払う時です。

段差はそれほどでもなくおそらく大した登りではないのですが
この日の私には苦痛の時でした。


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時折振り返ってしまう自分たちが歩いて来た道。
こんなに美しい道なのに自分の体を順応させるのに夢中で
この景色をあまり愛でられなかったような気がする。
相棒サマは楽しめたかな。


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振り返る私を振り返る相棒カメラ。
体力の残量は限りなく少ないものの
折角来たんだからとカメラテストにいそしんでしまう貧乏人の鏡。


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コースタイム云々はいつも以上に諦めて
じゃんじゃん休憩を取ります。

が、いつもどこでもアブさんハチさんの
黄金コンビから熱烈歓迎を受けて
どうにも落ち着けない憩いの時でした。


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少しずつ雲たちがこちら側に乗り出してきているように見えますが
気のせいです。


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この平標山に続く登りはお花畑が超有名。
ピークは6月頃らしんだけど、この日も十分お花まみれでした。
そりゃアブさんハチさんもパラダイスですよね。

お花畑というと一般的に大地を染めるがごとく
地面いっぱいに広がった鮮やかな花びらの色を思い浮かべてしまいますが
お山のお花畑というのはどぎつい緑の世界の所々に
ひっそりと淡い色を添えるワビサビの世界のような佇まいです。
チューリップ祭りとかそういうのしか知らないような私が楽しむには
まだまだ早いのかもしれません。


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という訳でそれほど観察することもなく
ただただアブの来襲におびえながら先に進む
淡々とした時間が過ぎていきます。

って空がなんか白い気が・・・

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お山の方は「ガスった」なんて通なお言葉を使いますが
要するに雲に入った訳で
いつも見上げてるものの中に当たり前に入れてるこの状況って
結構すごい事なんだよなと漫然と思ったり。

いつものように展望はありませんが、この状況に関しては
ある程度の慣れがある我々は独自の楽しみを見出していきます。


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ウチの相棒サマは手慣れたもので
雲につつまれれば「何も見えないじゃないかバカ!」とのたまい
雲の切れ目から日が差せば「暑いじゃないかクソ!」
彼女は彼女なりに楽しんでいらっしゃるようでした。

皆さんももしなんかの間違いで彼女の同行をする場合は
9割以上言ってることを流すようにしていただければ幸いです。


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そんな体の弱りに耐え、相棒の理不尽にも耐えながら
ようやく平標山に到着。

結局体の調子は一向に上向かず
相棒の理不尽は稜線以上にアップダウンを繰り返した
非常につらい行軍でした。


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目まぐるしく変わる天気に惑わされながら
ひと時のシャッターチャンスを狙って待ち構える。
カメラもその天候に翻弄されたのか
ホワイトバランスがバラバラです。


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山頂付近はトンボ地区主催のお祭りみたいでした。
もちろんアブさんハチさんもゲスト出演中。


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時間は10時とお昼には早い時間でしたが
既にここまで4時間を歩いてきたこともあり
少し早い昼食タイムにすることに。

荷物を減らしたかったこともありコンビニパンにしたのですが
疲労がひどかったのか小さいの1つしか入らず。
あとは行動食をプラスで押し込んで
無理くり体力の復調を狙います。


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どうも時間になると意図的に追い込みをかけてきているきらいがある
アブさんハチさん達に追い立てられ先を目指します。

ここから仙ノ倉山までは片道1時間の絶景の稜線歩き・・・
のはずでしたが雲の切れ目に絶景を探す
パッチワークのような絶景(の破片)探しの旅になりました。


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たまにチラリズムしたりして先に進む気力だけは
持たせる作戦のようです。


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本来はこんな素敵な道なんですよ。

と真の実力だけはたまに見せつけてきます。
あぁ登りますとも。


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これって雲が発生している様子なんでしょうかね?
目の当たりにすると不思議竜巻にも見えて
ちょっと怖かった。


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優しい木道には違いないのですが
特定の筋肉を連続で使う階段登りは非常に堪える。


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遠目から見えてはいましたが
雪渓の名残ポイントに到着しました。
あそこにはおそらく大量の羽虫が・・・。
いろんな意味で行くことはないと思います。


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雪渓のあとに見えるのは偽ピークだとわかってはいたものの
もしかするととの淡い期待は当然粉砕され
更に見据えた先はもちろん真っ白。

もうこうなったら頭も真っ白にして
無心で歩きます。


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視界は30mってところでしょうか。
登山道はロープでしっかり区切られていて超明瞭なのでご安心を。


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諦めと期待の分量が10:0の割合になってきた頃
どうせピークではないであろうコブの頭に間もなく到着。


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そうなのです、こういう状態にならないと
頂上って着かないのです。
ウチのパーティーとお山の関係は
こんな感じでのコミュニケーションになる模様。


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雲取っ払うと、スタート地点から100mしか進んでない事がわかっても
割とすんなり受け入れられるような気がします。


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意外と短いお山の夏が終わり
これまたはかない秋の足音が少しずつ。


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早々に目的地であった山頂には別れを告げ
まだまだ長い道のりであろう帰路につきます。

重力の助けを借りて体を前に進められるだけ少し楽ですが
膝への負担が半端ないのが実感できました。
体重も落とさないと・・・


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全景が見えませんが、どうやってこんな高さのところに
この規模の草原が形成されるのでしょうか。
冬はどんな景色なんでしょうね。
今の実力では見る事は叶いませんが。


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現地では慣れてしまっていたのかそれほどの感動はなかったように思いますが、
こうして画像で振り返ってみると海外のロングトレイルを想起させるような雄大な景色です。


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思い出したくもない平標山への登り返しをなんとか越えて
平標山から平標山ノ家へ向かう。

画像中心にある小さな赤い点が平標山ノ家なのですが
距離感が掴めず遠いのか近いのかよくわかりません。


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木道そしてまた木道。
もうこうなると柔道とかと一緒で『木道』という競技があるのではないかと
思えるくらいの木づくし。

これほどの規模の整備を敢行した方々には頭が下がりますが
あまりの木道修練の厳しさの方に現地では頭を下げていました。


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なんだか素敵な草原が。

まぁ近づいてみるとただの笹の群生なので
笹嫌いな私はまずもって寝転がる気は起きません。


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おいおい全然近づいてこないじゃないか。
もしかしてルームランナーのように道だけ回ってたりしません?と
リアルVR体験という数奇な経験をしたのかもしれない。


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木道の上には枯れた笹の葉が覆ってるんですが
コレがちょっと曲者。

繊維がまっすぐなせいなのか
登山者に磨かれた木道の上でよく滑ります。
バナナの皮ではあんまり滑る気はしませんが
枯れた笹の葉は要注意。


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鈍足且つ理不尽ワードの魔術師から罵声と突然のストップという
嫌がらせに耐えながら、またしてももう着かないんじゃないかと
思い始めた頃にようやく平標山ノ家の到着。

テント場もあるようで8張くらいのスペースにはすでに
入居者さんがいらっしゃいました。
ここたぶんいいところだと思う。


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自動販売機でも驚くらしい外国人が
見たらさらにびっくりするであろう
フルオープンな販売システム。

水量が豊富なのかとなりからジャブジャブ出るお水は
無料開放っぽいです。
飲みはしませんでしたが冷たくておいしそうでした。
ちなみにお手洗いは私の知るお山トイレ最高の美しさでした。


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胸につかえて苦しくなる恐れがあるため
普段は下山まで控えるのですが
どうにも我慢できず炭酸に手を出してしまいました。

良薬口に苦しと言いますが、
炭酸口に毒と言えるほど悪魔的に美味しいです。

平標山ノ家からは日の当たらないジメジメとした樹林帯を
木道修練をしながらひたすら降りて行くわけですが
かなり余裕がなかったのか二人して写真を撮らず。


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気が付けば平元新道は終わり自然歩道に到着していました。
体感的にはココが一番長かった。

もし次に来る機会があるのであれば
きっと「あれ?こんなもんだったっけ?」って言うのでしょう。
社山でも経験したお山の心持の不思議。


2017_0805_71jpg.jpg
砂利の車道なのですがここを1時間程ダラダラと歩きます。
見どころを敢えて上げるとするなら一瞬だけ視界が開けて見える
鉄塔三兄弟くらいでしょうか。

いつか使わなくなったらロープ‐ウェイ通してくれないかな。


2017_0805_72jpg.jpg
ゲートが見えたらもうすぐそこ!

いえいえ、田舎の方の『すぐ』を侮ってはいけません。
体感的には東京駅→新宿間くらいまでは『すぐ』の範囲内です。


2017_0805_73jpg.jpg
林道が終わり再び樹林帯に入るなんて
ダメ押しもあります。
コレがまた長く感じました。

民家を間近に感じてゴール近しの予感から
またしばらく歩かされ更に駐車場までの体感距離が
増幅しまくります。

実に巧みなお山です。


2017_0805_74jpg.jpg
やっぱりもう着かないんでしょってくらいの心持になってから
ようやく出発地点に戻る事ができました。

ブレブレの写真が当時の気力の残量を寂しくも鋭く
物語る前衛的な写真が仕上がりました。


2017_0805_75jpg.jpg
ただいまもう一人の相棒。
うん、いいお山だったと思うよ、たぶん
とこういうのを気もそぞろというのでしょうか。

通常6~8時間程度で周回するルートに
我々のパーティが要した時間はなんと10時間!
なんとなく8時間オーバーくらいで予想はしていましたが
これまた派手にオーバーしてしまいました。


という事で非常につらい旅になりましたが
訪れた皆さんが「いい山だった」とおっしゃるのが
少しだけわかった気がします。

登山は体力が全てとはとうに思わなくなりましたが
体調管理も含めた基礎体力作りは最低限必要だなと
改めて実感した登山になりました。

こんな半端な準備できてしまった私を
素晴らしい体験とともに無事に帰してくれてどうもありがとう。



旅の終わりはもちろん温泉&ご当地グルメのコーナーです。

2017_0805_76jpg.jpg
道の駅 みつまた 街道の湯

下調べ段階では、最寄りの宿場の湯に行きたかったのですが
どうも施設のトラブルがあったとかで
臨時休業につき急遽前日車中泊をさせてもらった際に
見かけていた道の駅隣接の温泉施設に行くことに。

比較的熱めのお湯に癒されて
すでに筋肉痛の症状が出ています。


2017_0805_77jpg.jpg
中野屋 湯沢本店

お食事は湯沢駅の目の前にあるお蕎麦どころへ。
城下にある商店街があまりにも寂し気だったので
ちょっと心配でしたがドンと営業中でした。


2017_0805_78jpg.jpg
へぎ蕎麦(2人前)

へぎ蕎麦って何のことなのかわかっていませんでしたが
つなぎに布海苔という海藻を使ったお蕎麦だそうで
その影響で緑色がかった麺になるのだそう。

太めのコシで美味しかったですが、正直なところ
驚くほどではなかった・・・。
ただしそばつゆは絶品のうまさで蕎麦湯で割って
更に継ぎ足して飲む始末でした。

本当はココではほどほどに食べて
行き掛けに赤城高原SA(水上と勘違いしていた)で目を付けた
水沢うどんを食べたかったのですが
痛恨の下りだけしかなかったという事実をつきつけられました。


2017_0805_79jpg.jpg
帰りに見た変な雲。

さすがに疲労したようで途中休みつつ仮眠をとりつつの帰路でしたが
なんとか無事に戻ってくることができました。
気のせいかもしれませんが変な運転をする人が多かった気がする。

重ね重ね無事に帰してくれてどうもありがとう。


今回のダイジェスト






(以下メモ)

◇お山
仙ノ倉山 群馬県利根郡及び新潟県南魚沼郡 標高2,026m
当日コンディション:曇り時々晴れ、気温22~28℃


◇登山コース
【登り】松手山コース
平標山登山口駐車場スタート(6:07) →鉄塔さん(7:17) →小休憩(10min) →松手山(8:04)
→小休憩(なんかいっぱい) →平標山(10:02) →昼食休憩(25min) →小休憩(なんだかいっぱい)
→仙ノ倉山(11:24) →小休憩(15min)


【下り】平標山経由 平元新道コース
仙ノ倉山(11:40) →仙ノ倉山(12:33) →小休憩(5min) →平標山ノ家(13:24)
→小休憩(20min) →上信越自然歩道合流(14:53) →平標山登山口駐車場(15:59)

※トータル入山時間9時間52分


◇主な装備(UGO編)
■登山靴:THE NORTH FACE ヴェルベラ ハイカー
■ザック:MILLET MIAGE 35(容量 8.8kg)
■レインウエア:Columbia Grass Valley Rainsuit(使用せず)
■ベース:Marmot Tシャツ
■ミドル:MILLET BALME HOODIE(使用せず)
■ボトム:Millet LTK PANT


◇主な装備(AIBOU編)
■登山靴:GARMONT ELMO GTX
■ザック:OSPREY カイト36(総重量 8.5 kg)
■レインウエア:モンベル ハイドロブリーズ レインウエア(使用せず)
■ベース:モンベル ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ
■ミドル:HELLY HANSEN Block Check Shirt(使用せず)
■ボトム:TERNUA CATHKIN
■ストック:Black Diamond Trail Compact


◇メモ
・予備のミドルレイヤーはソフトシェルの方が良さそう
・水は2Lでジャスト(前日夜までに凍らせて夜に出しておくとタイミングバッチリ)
・行動食チーカマのチョイスはグッド
・ドライフルーツはなんとなく食べてて疲れる
・スポーツ塩飴は思いのほか効果がありそう
・ご飯はもうちょっと工夫したい
・エナジー系ゼリーがあると良さそう
・K-S2の動画機能は使用不可レベル
・車中泊用にUSB駆動の扇風機があるといいかも
・ハットもうちょっとシヴいヤツが欲しい

 OYAMA

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