Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

13
2017  01:29:05

絡む足、立ち上るカラメル

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2月といえば1年で一番寒くなる月だと
毎年思い返すのを繰り返している気がします。
というよりこういうことを書くのすら繰り返しているような…。

1月はそれなりに暇があったものの
不思議なくらいタイミング合わずお山に向かうことが
出来なかった訳ですが、ようやくあの白い無機質な景色を拝みに
高いところに行くことができました。
今シーズンの雪山シーズンが遅ればせながら我が隊にもやって参りました。

今回訪れたお山は黒斑山(標高2,404m)。
昨年全く同じ時期に訪れたお山です。




前回訪れた際は最大の見どころである
浅間山を拝むことができませんでしたが
今回こそは『黒プリン』と呼ばれるその雄姿を見ることができるといいのですが。


当日の天気
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てんきとくらすより)

この週末は西日本に大量の雪を降らせた寒気が
関東近郊までやってきつつあったので
それなりの悪天候でもなんとかエスケープできそうなお山をという事で
訪れた事のある黒斑山を選んだ訳です。
にしても登ってる時間帯が全部風強いって何よ。


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寒い季節特有の大きく明るい月が照らす中、
結構久しぶりな気がする関越道をひた走ります。
そういえば4時出発ってのも久しぶりだ。

この日は日本海側では降雪の予報だったので
新潟方面に向かうスキーヤーらしき車が
数多く走っていた気がします。


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群馬県に入ると『The ハイグレード 低山』として名高い
妙義山の文字が。
これがそうだかわかりませんがこの辺りは
荒々しい岩山がたくさんあります。
いつか行ってみたいなとは思っていましたが
ちょっと怖いから行きたくなくなりました。


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更に進むと浅間山連峰が見えてきた。
ご機嫌は・・・良くはなさそうに見えるけど。。。


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高峰高原ビジターセンターまでの山道。
前日に降雪があったのか昨年より雪の量は多そう。
なんだかんだで久しぶりの雪道運転だったので
ちょっとおっかなかったけどもウチの車は問題なく仕事してました。
とはいえスタッドレスは最低限、場合によってはチェーンがないと厳しそうです。


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高峰高原ビジターセンターに到着。
今回もこちらの駐車場を使わせてもらいます。
昨年同様営業はしてなさそうな感じでした。


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さぁ出発です。

登山口はすぐそこですが
ブラインドコーナーの道路を思い切り横切る必要があるため
結構注意しないと車の人にも申し訳ないです。


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無事に登山口に到着。
いつものようにグズグズと準備にはいります。


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今回は約一年足らず寝かせていた
NEWギアのデビュー戦。

ま、二人してガッツリ車に忘れて
一旦取りに戻った訳ですが

大丈夫か?お山遊び自体久しぶりなのに厳冬の雪山って。。。


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そして最近入手したコイツ。
密かに絶賛されるその実力は如何に。
アンダーの併用は不可かと思っていましたが
意外に薄手の軍手が行けました。
さすがにグローブは2重じゃないと怖いので良かった。


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相棒の冬靴もようやく相応しい場に降り立ちました。
結果的に性能は上々だそうで寒さは全く感じなかったそうです。


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グリベル兄さんもお久しぶり!
今シーズンもどうぞよろしく。

さすがに私のは3シーズン用の靴なので
ちょっと冷たい時間帯があったりしたので
そろそろ私も考えないといけないですね。
冬靴はノースのS6Kがいいなーと思ってて近々履きに行こうかなと。


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たっぷりすぎるほどの時間をかけて準備完了。
前回同様に表コースを登ります。
この時の気温はマイナス13℃
それって私が人生で体験した最も低い気温かもしれない。
そりゃ小雪くらいは降りますよ。


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どなたかは存じませんがいつもいつも助かります。
なるべく頼りにしなくてもいいように精進します。


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そういやハードシェルのフードを被る必要があるのも初めてじゃないかな。


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フィット感はすばらしく、ガッチリ頭を風と雪から守ってくれました。
相棒のダイナアクションと比べて口元のガード部分が短いのが心配でしたが
相棒曰く長いと反対に息を上にあげてしまいサングラスが曇りやすくなるそうなので
むしろいいくらいの長さなのではないかとの結論に。


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急登に見える勾配も実際登ってみると
そうでもなかったりします。
今蓼科山に行くとだいぶ楽になってるのかなー。

まぁそんな事ないだろうけど。


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年末年始からずっとダラダラと過ごしていたせいで
元々なかった体力は底を突き抜けて底辺を見上げるような状態ため
これでもかというくらい休憩を取ります。

今日の行動食は
ベビースター+小枝+アーモンドチョコ+乾燥オレンジのでたらめミックス。
けど超うまし。


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誰が何と言おうとウチのパーティーは
冬は山専ボトルです。
ま、コップタイプで保温力が高ければいいんですけどね。


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いつの間にかゴーグル仕様のあの人。

ダブルレンズタイプは何気に初投入ですが感想は
直に見るより見える!
と謎のダブルレンズ補正がかかった模様。


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ノロノロだろうが少しずつ進めばじきに視界が広がる。
はじめて黒斑山の全容が見えた。
言っても2400mのお山。
でっかいお山なのね。


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幸い予報より風は強くない。
うっすら青空も見えて、前回見ることができなかった
黒プリンとの出会いに胸というか乳酸を膨らます。


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ベイビースノーモンスターがすくすくと育ってます。


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ややっ、アレに見えるは。


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トーミ手前の急登です。
登ってる人たちが見えます。
風が強くないといいけど。


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すっかり忘れてたけど道中には避難小屋がありましたね。


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KENさん?NEKさん?

中を覗いてみましたが、
風を避けて昼食を取るには良さそうなスペースでした。


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避難小屋からちょっといくと槍ヶ鞘に到着します。
なんか薄っすらそれっぽいシルエットが見える。


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谷の下の方も前回より良く見えます。
急峻には違いないですがそこまで怖くないかも。


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さぁ風が出てくる前に大一番に向かいます。


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先行者の皆さんが程よく踏み固めてくれたおかげで
思ったよりスタスタと登っていけます。
谷側の視界が効くので相棒が怖さ倍増かと心配しましたが
上に行きたい気持ちが勝ったようで1歩1歩
歩みを進めていました。
怖いからスタスタ進んだ説もありますがね。

足は全く問題なかったそうですが
久しぶりに握ったピッケルから冷たいのが伝わって
難儀したらしい相棒。
耐熱性のあるテープで対策はできるようなので
ちょっと調べてみますかね。


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視線を戻すと小諸の街が見えます。
我々には小諸というかお蕎麦の都ですけど。


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思ったよりヒーコラすることもなく
登りきる事ができました。
だからって別に登山力が上がった訳では当然なく
一度登った経験が心の余裕になって
それが密かに影響する肉体の不思議。


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トーミの頭にも割とあっさり到着。
風はそんなに以前と変わらなかった気がしますが
なんとか踏ん張りました。

ま、この辺の安定感は年々当然のように増える
ウエイトに関係している

と思われる。


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少し緊張した後はまたモンスター達に囲まれて
静かなお山を堪能します。
この程よい緩急がこのお山の素晴らしいところ。


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頂上に着くころに見えるかなーと思っていた
黒プリン様が頂上手前で顔を出した。
ちょろっと噴煙を上げてます。


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ほどなくして観測施設(?)に到着。
変わらず鳴らないでくれてありがとう。


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鳴らさないくれてありがとう。


ここから黒斑山山頂はすぐ。
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今日は多くの方がここでのんびりされてました。
たぶん冬は雪のお陰で
お店を広げることができるエリアが拡張されてるんではないかと。


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はじめまして、1年越しでお会いすることができました。

ここらで昨年同様に昼食をとも思ったのですが
思いのほか寒いので少し降ってから昼食にしようという事になった。



黒プリンさんにご挨拶をしてそそくさと下山開始。
下山時は体温があがらないので頂上でマイクロパフを装着。
タイミングとしてはバッチリでした。
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そして前からおっかない雲が近づいてくる。


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そうここは厳冬の雪山。
こんなところに長居は無用。


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暖かいお部屋、美味しい食べ物がある街はそこにあるのに
なんで私たちはこんなところを歩いているんでしょうか。
その答えは来てみてもわかりません。笑

だから私たちはまたここに来るんだと思います。


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無事分岐に到着。
帰りは中コースでございます。


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岩陰からプリンさんが「もう帰んの?」と覗き見ておりました。
またね。


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もうこれからはなだらかで静かですよ。
中コースの帰り道はヒーコラ登ったご褒美です。


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青空のおまけ付き!


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そして雪が作った冬桜。
これは相棒に教えずにこっそり一人で愛でた。
うふふ。


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こうやって全貌が見えると大きな山域ですな。
よくぞここを登ろうと思ってくれました先人の方。


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去年と同じもの?
先がわかってるからか今回はすんなり理解できた。


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前回お気に入りになった静かなポインツに到着。
ここでお食事にしましょう。


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道端をモサモサ掘り進めて休憩スペースを確保。
コンビニの豚汁とおにぎりをいただきましたが
寒かったのかほっとしたのか写真を撮り忘れてました。
まぁ美味しいですよね、お山のごはんですから。


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お腹はいっぱい、心は空っぽになったころ
この旅の折り返し地点が近づいて参りました。


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無事に帰って参りました。
どうもありがとう。


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駐車場に戻ると当然のごとく他の皆さんは
すでにお帰りになっています。
今年もどうやら鈍足で行くようです。


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こっちも寒かったみたいね、お待たせしました。


下山後は下調べもたいしてしなかったので
前回訪れた「そば七」さんを再訪。

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相棒サマのみぞれソバ


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私は名前忘れましたが牛モツ入りのおソバ

どちらも安定のウマさ。
やっぱり暖かい食べ物はありがたい。

という事で久しぶりの雪山でしたが
ちょうど良い難易度で幸せな時間を過ごさせていただきました。
寒さに関してはある程度は対応できそうな気がしましたが
稜線に出て強風に吹かれた際にマイクロパフ以上の防寒対策がない
というのに少し不安を覚えたので対策を考えてみようと思います。

さぁ今年はどんなお山に登るのでしょうか。
まずは2017年の素晴らしい滑り出しをどうもありがとう。


今回のダイジェスト




◇お山
黒斑山 群馬県嬬恋村、及び長野県小諸市 標高2,404m
当日コンディション:雪時々晴れ、気温-7~-15℃


◇コース
【登り 表コース】
車坂峠スタート(8:54) →小休憩(数回) →避難シェルター(10:38) →小休憩(10min)
→槍ヶ鞘(10:57) →トーミの頭(11:14) →黒斑山山頂(11:42) →小休憩(20min)

【降り 中コース】
黒斑山山頂(12:04) →トーミの頭(12:20) →中コース分岐(12:27) →手書きの標識(12:59)
→昼食休憩(40min) →車坂峠(13:58)

※トータル時間5時間4分



◇主な装備(UGO編)
■登山靴:GARMONT タワープラス GTX II
■ザック:Millet PROLIGHTER 38+10(総重量 8.8kg)
■アウター1:patagonia Triolet Jacket
■アウター2:Patagonia Micro Puff Hoody(下山時使用)
■アウター3:Columbia Grass Valley Rainsuit(ボトムのみ 使用せず)
■ミドル:Patagonia R1 Jacet(NEW イイ!)
■ベース:TERNUA IONA
■ボトム:TERNUA CORNO
■ボトムインナー:PHENIX Outlast Mid wt. Stretch Tights
■グローブ:ショーワ 防寒テムレス(NEW 全く問題なし!)
■グローブインナー:ホームセンターの薄手の軍手
■スパッツ:MOUNTAIN EQUIPMENT TRAIL DLE GAITER
■バラクラバ1:icebreaker メリノネックゲイター(ちょっと使いにくい)
■バラクラバ2:The North Face エクスペディションバラクラバ(やっぱり濡れると気持ち悪い)
■アイゼン:GRIVEL G12 NEW-MATIC
■ピッケル:blue ice Bluebird Evo Ice Axe(NEW イイ!)
■アイウエア1:SMITH BAZOO
■アイウエア2:SWANS Airless Beans


◇主な装備(AIBOU編)
■登山靴:LOWA MOUNTAIN EXPERT GTX EVO
■ザック:OSPREY カイト36(総重量 8.0kg)
■アウター1:モンベル ダイナアクション パーカ
■アウター2:Patagonia Micro Puff Hoody(下山時使用)
■ミドル:Patagonia R1 Hoody
■ベース1:TERNUA LAIRG
■ボトム:TERNUA WESTHILL
■ボトムアウター:Lowe alpine SNOW PEAKS PANT(使用せず)
■ボトムインナー:PHENIX Outlast Mid wt. Stretch Tights
■グローブ1:OUTDOOR research ADRENALINE GLOVES
■グローブ2:THE NORTH FACE Mountain Long Shell Mitt
■グローブインナー:モンベル メリノウール インナーグローブ タッチ
■スパッツ:HERITAGE サガルマータ ストレッチロングスパッツ
■バラクラバ:THE NORTH FACE V2 Neck Gaiter
■アイゼン:GRIVEL Air Tech NEW-MATIC
■ピッケル:GRIVEL Monte Rosa plus
■アイウエア1:SWANS Airless Beans
■アイウエア2:SWANS INDY-MPDH


◇メモ
・P310は寒さで後半起動しなかった(対策は近々)
・登り時はR1がベストだけど寒い時を考えると毛長のフリースのがいいのかも
・10本or8本歯程度のアイゼンも欲しい
・GC-XA2はバッテリーチェンジ前に替えバッテリーを温めてないとまともに動かない
・ゴーグルは持って行った方が良い(UGOは予備サングラスで対応)
・下半身は多少寒くても割と平気(足先以外)
・バラクラバは他のも試したい(ノースのは顔に合わないみたい)
・やっぱりビニールシートはあった方が便利
・GC-XA2のマウントちょっと不安定(雲台のネジを替えた方がいい)

 OYAMA

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