Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

25
2016  02:36:01

24ピークス目 ~繋がる地図上の線 道のりは秘密

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少し前まで僕を形成していた骨は
最後の業火に焼かれて白い粉となった。

僕の願いをかなえるために
山頂から撒かれたその白い粉は
落ちた先で白い雪と同化して山に溶けた。

と思ったら決して交わる事はしなかったらしく
春が来て雪たちが去ると取り残され
暗い沢に向けて少しずつ移動を続けるのだった。

きっといつか海に浮かぶのだろう。
そこから山が見えるといいのだけど。




なんとなくダークな文章を書いてしまいました。
山人はロマンチストが多いという印象を持っているのですが
どうやら私もそうなりたい欲が出たようで
2回目の作文をしてしまいました。
乱筆乱文失礼しました。

文章は記事には一切関係有りません。
なんとなく山と骨をテーマに書いてみたくなりまして。

さてさて、今回は約2ヶ月空けてしまったお山遊びを
相棒の肩の具合を見るのもあって
ゆるく楽しんできたというお話です。


今回お邪魔したお山は、奥日光の社山(標高 1826.6m)。
中禅寺湖の外輪山で昨年の年末に登った半月山のお隣のお山で
前回は時間と体力とやる気の関係で泣く泣く登頂を諦め下山したという
ふんわりとした因縁を持つお山である。


予定ルート
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今回は半月山を経由せず阿世潟分岐から社山のみを落とそうという
お気楽登山ピストンルート。
なんとなく往復6キロ程度かなと思っていましたが、
後で調べてみたらその距離11キロ。(高低差 約500m)
内7キロは湖畔沿いの平道なんですけどね。
ちょっとびっくりしました。


当日の天気予報
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てんきとくらすより拝借)

週間予報では悪かったものの当日は結構な登山日和。
高気圧さんががんばってくれたようです。
そういや温帯低気圧があったような・・・。
予想気温は夏とは思えない気温ですな。
さてさてどうなりますやら。


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この日は前述のようにお気楽登山モードだったので
比較的のんびり起床してダラダラと目的地に向かいます。
巷で話題のゲームアプリが配信スタートされた次の日という事もあり
皆さんそれに夢中なのか車もまばらな東北道を走りぬけ
日光街道に入った頃パラりと来ました。

そうそう、
森でモンスターに出会ったら
適切な方法で迅速に逃げて下さいね。

その後にきちんと通報を。


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道すがら気温表示が。
朝とはいえ寒いんじゃないのそれって・・・。


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そして我々は見慣れはじめた白いヤツが。
これはまたしてもずっぽし覆われてますな。


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お邪魔しますと鳥居にご挨拶するのが我が隊の慣例です。
この辺も雲に覆われてますな。


ととりあえずは二荒山神社にご挨拶。
この鳥居から少しいくと二荒山神社なのですが。
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なんでここで晴れる。
さっきの鳥居から数百メートルですよ。

勝手に人知を越えたものを感じて
ご挨拶に来といて良かったと思う気の小さな二人でした。


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見上げれば荘厳な面持ちの男体サマのご雄姿。


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ご挨拶を終えたら本日の前線基地である
歌が浜駐車場に移動。
中禅寺湖を挟んで雲とお山の雄大な景色が広がる。
さながら日光連山LIVE会場なのであった。
これが奥日光の文字通りRock'in Japanなのである。


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どうやらここでは赤とんぼが大量発生している模様。

このトンボはアキアカネといって所謂赤とんぼとは
このアキアカネの事を指す事が多いそうです。
赤とんぼというと一般的に秋の風物詩ですが
奥日光のような高原では夏に現れるらしく
ここで育ったアキアカネが秋になって街に下りていくそうです。
本当に秋を運んでいく生き物なんですな。
(参考:アキアカネの生態

秋の訪れを待つトンボ達に
行ってくるねと挨拶をして出発します。


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さぁお気楽登山のスタートです。
まずはアスファルトを敷いた深い緑のトンネルを進みます。


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今年は例年にも増して熊出没情報が多い気がする。
どうも今年は山中の食べ物が不作の年らしく
人里までおりてきてしまう熊が増えてしまったそうな。

人が少ないことを逆手にとって
結構な音量でジャイアンレベルの熱唱をしながら
熊さんに我が隊の存在を知らせます。


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海のように大きい中禅寺湖にはところどころに
ビーチがある。


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トータル11キロの道のりと知らない我々は
「今日はのんびり登山だから道草くってこうぜー」と
気楽にビーチに寝そべってみる。

旅はこうでなくっちゃね。
いい心持です。


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新入荷のM.H.W.の山シャツを着込み
男立ちを決める相棒。
後ろの男体山が少し歪んだ気がした。


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ちょいとダラダラして再出発。
ゲートを越えるとハイキングコースのスタート。


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そういえばヤツはまたヘッドギアを追加したご様子。
今回はカリマーの夏用のメッシュハット。
マーモットのゴアテックスライナーハットに比べると
ツバが大きく、大きさの調整も効く様で随分快適なようでした。
やっぱりゴアは蒸れてたのね。


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狸窪をスルーしてまた30分ほど歩くと阿世潟に到着。


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年末に来た時は寂しげな雰囲気でしたが
生命力に溢れる緑の中に身をうずめる。


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夏も悪くないねー。
やはりマイナーなお山らしくここまで出会ったハイカーは3人くらい。
熊鈴も鳴らし放題です。


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前回ここを降りた時はそこそこ距離があったように感じましたが
あっさりと阿世潟峠に到着。
こんなもんだったかね。
ここから東に向かえば半月山、西に向かえば社山です。


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では社山まで楽しみましょう。
ここから我が隊未踏のルート。
どんなお山でしょうね。


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序盤は急登と言うほどの事はなく
整備された登山道をえっちら登ります。


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んあ?視界が開けてる。
もしかしてもう着いた?


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ニセピークでした。
ちょっとがっかりしたので軽く休憩することに。


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この辺からまた雲に入ったらしく
先が見えないので見えるところは全部ニセピークにしか見えません。
すれ違った先行者の方にお話を聞いてたら
こういう稜線上の凸凹を『コブ』という表現をしているらしく
なんとなくアルプスライクな言葉に心が躍ります。


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1つコブを越えると登山道が二手に分かれてた。
左側は迂回路みたいですが、上に登りたいのが
ハイカーの心意気。


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なんだかよさげなコブでした。
晴れてたらこの辺からさぞ気持ちのいい景色が見れるんでしょうね。


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遠目は諦めて近場でなんか見つけた。


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なんだか面白いバランスのケルンでした。
ホットケーキみたい。
この一帯だけ岩の種類が違う感じがしましたが
何なんでしょうね。


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どうもこの日は私の体調が定まらず
足が進まない1日でした。
反対に相棒は絶好調だったらしく
若干振り返りながら私を待つ風情を見せていたのが
非常に腹立たしかったです。
こっそり一人だけトレーニングしようと思いました。


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先行者の皆さんにこのコブが一番きついと言われた
山頂2つ手前の登り。
傾斜はそれなりでしたが、どっちかというと
登山道脇の笹が近いのが非常にストレスでした。
私、山に向いてるんでしょうか?



Q1. どうしてこのパーティーは残りのコブの数がわからないのでしょう。
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A. 地図をちゃんと見てきてないから。先を見せてくれないから。

コブの突端に着くと白色パレードが出迎えてくれる。
塔ノ岳の表尾根でこれやられると道を知らない人は
もうやってらんないでしょうね。


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これこそ山頂に続くビクトリーロードかと
何度思ったことでしょう。
そろそろ「もう平地だからってビクトリーだって信じないぞ」と思った頃


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霞の中にどうやら頂上っぽい部分が見えてきた。


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ちょこんとした頂上。
半年掛かってようやく到着。
山の頂上への道のりは地図上の距離以外にも
いろいろな道のりが足されるって事が最近わかってきた。
やっとこ来れました。どうもありがとう。


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若干筋肉をつけて戻ってきたロボが
ガシャンとオイルにまみれた抱擁を実現。


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人がいないので頂上で昼食タイム。
今回はさらっと登山の予定だったのでコンビニパンで済ませる事に。

こんなにのんびりできるならストーブくらい持ってきて
コーヒーでものんびり飲んだら良かったなと。


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ここにも秋を待つアキアカネさんが。
帰りに何個か花火が上がるのを見たりして
下界はお祭りDAYだったようですが
ここではアキアカネやアブも蜂も盛大に騒ぎ立てていて
こちらもこちらでお祭りだったようです。


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んじゃ降りますか。
足元は前日の雨の影響かところにより
ズルズルの箇所があったため気を引き締めて参ります。


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行きもあるなら帰りも当然ある迂回路の分岐。


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もちろん我々は上に進みます。


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登頂記念にホットケーキにトッピングを。
2秒でシェフらしき虫サマからチェックが入ってたけど。
お許しいただけたかな。


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今度は雲を被ってない日に来よう。

好きになったお山には再訪の理由を無理くりにでも
付けてしまいます。


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もしも北島康介さんがここにいらして
この景色を見たときにはこう言って欲しい。


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下りは登りに比べてあっという間です。
阿世潟峠まですぐ着いちゃった感覚。
ちょっと名残惜しいですが、さすがに半月山まで
登り返す気力はないのでこのまま降ります。


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半年振りに2ショット写真。
同じ石にカメラを無理矢理置きます。


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半年でこれほど印象が変るのですね。
この日は寒かったなー。


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まだ時間に余裕があったのでのんびり砂浜でお昼寝を。
我が隊は二人とも海辺育ちなのでこういう方が実は落ち着く。
で、やっぱり暖かいコーヒー飲みたい。

コーヒーもないし、外で寝るのは苦手なので
寝た感じだけ味わってそそくさと帰ります。


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ただいま相棒。
登り損ねたお山はやっぱりいいお山でしたよ。
さすがにこの時期はお手洗いは使えました。


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お腹具合も中途半端だったので
いつものところで湯葉ソバをいただきます。
他のお店も魅力的なところがあるのですがどうしても
ここで食べたくなる。
大した貢献はできませんが、お犬サマの1日の餌代くらいになれば。


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下山後はもちろんやしおの湯へ。
洗い場がいつも混雑するのですが、今回初めて
並び方に決まりがあることを知りました。
どうりで抜かれまくると思った。


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その後佐野パーキングエリアに仮眠目的で立ち寄って
何を思ったかカツカレーを食べてしまう。
いつも動いた以上にカロリーを摂取してしまう。
でもココのはとっても美味しいです。


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なんだかんだで相棒もいつのもヤツを。
これ「佐野たまごちゃん」っていうラーメンなんですけど
注文する時にちょっと恥ずかしいっていう小さな挑戦をさせられます。


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食べたら変に元気になっちゃって
仮眠もパスして一路東京へ。
隅田川のお祭りの影響で都内で少しだけ詰まりましたが
スルスルと帰ることができました。

ただいま東京。


という事で年末の忘れ物を無事回収できて
さらにそのお山がとても良いお山だったと
至れり尽くせりな1日でした。
奥日光というと男体山・白根山に人気が集中しますが
反対側にひっそりと立ち並ぶ小粋な山々を
独り占めできてしまうこのルートがとても好きになりました。
今回も無事に帰してくれてありがとうございました。



(以下メモ)



◇お山
社山 栃木県日光市 標高1826.6m
当日コンディション:曇り、気温15℃ ~ 20℃


◇コース
【登り】
歌が浜駐車場スタート(9:11) →英国大使館別荘(9:20)
→イタリア大使館別荘(9:25) →ゴロ寝(25min)
→狸窪分岐(10:15) →阿世潟分岐(10:37) →阿世潟峠 (10:55)
→第1ニセピーク(11:17) →小休憩(15min) →ホットケーキケルン(11:38)
→社山山頂(12:20) →昼食休憩(20min)


【降り】
社山山頂(12:40)→ホットケーキケルン(13:10) →第1ニセピーク(13:15)
→阿世潟峠 (13:30) →阿世潟分岐(13:48) →小休憩(15min)
→狸窪分岐(14:32) →イタリア大使館別荘(14:55) →英国大使館別荘(14:59)
→歌が浜駐車場(15:12)

※トータル時間6時間1分



◇主な装備(UGO編)
・登山靴:THE NORTH FACE ヴェルベラ ハイカー
・ザック:MILLET MIAGE 35(総重量 7.4kg)
・レインウエア:Columbia Grass Valley Rainsuit(使用せず)
・ミドル:phenix DOT AIR L/S SHIRTS
・ベース:MOUNTAIN HARD WEAR グラデーションナットT V2
・ボトム:Patagonia RPS ROCK PANTS
・グローブ:BAILESS フィールフィットストレッチグローブ
・アームカバー:C3fit パフォーマンスメッシュアームカバー(やっぱり冷やし過ぎて寒い)


◇主な装備(AIBOU編)
・登山靴:Salomon CONQUEST GTX
・ザック:deuter Futura 22(総重量 5.2kg)
・レインウエア:モンベル ハイドロブリーズ レインウエア(使用せず)
・ミドル:OUNTAIN HARD WEAR Canyon Long Sleeve Shirt(NEW!イイ!)
・ベース1:Patagonia キャプリーン・デイリー・タンク(NEW!イイけど少し臭う?)
・ベース2:モンベル ウイックロンTシャツ(こっちが少し臭う?)
ボトム:Patagonia RPS ROCK PANTS
・グローブ:軍手
・アームカバー:C3fit パフォーマンスメッシュアームカバー
・ネックゲイター:Buff ネックウォーマー



◇メモ
・C3fitメッシュアームカバーはちょっと冷やし過ぎ
・水全然飲まなかった(たぶん500ml飲んでない)
・登りのダルダル感はシャリバテだったかもしれない
・やっぱりR1くらいは忍ばせとかないとヤバい気がする
・地図アプリは直前にセットアップしないと使えなさそう(併用で悪影響?)
・さすがに体重落とさないと邪魔
・ウエストポーチをノースの大型タイプにしてみたけどあんまり効果なさそう(むしろ邪魔)
・登山靴にそろそろ撥水処理を
・カッパは戻ったらハンガー掛けしないと痛むらしい

 OYAMA

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