Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

25
2014  03:27:02

17ピークス目 ~ひよっこボルダーの挫折

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うかうかしてたらあっという間に12月がすぐそこにいました。
めっきり寒くなりましたが、まだ街には秋の匂いが残っています。

このところタイミング合わずお山に向かえなかったのですが
ようやく重い腰があがりお山にお邪魔する事ができました。
今回のお山は以前惨敗を期したお山。
成長しないこと著しい我々が頂を踏むことができたのか。
お時間のある方は最後までお付き合いいただければ幸いです。

今回登らせてもらったお山は塔ノ岳(標高1,491m)。
今回で3度目の来訪になります。

今回のルート
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昨年の10月の事、未知の距離に挑戦とのことで懐に飛び込んだものの
中間地点の烏尾山荘にて打算により撤退を決めた因縁のお山です。
今回は下山後のお食事を早々に切り捨て、必ず登頂を果たす心づもりでありました。
今回は、前回と違いヤビツ峠からのスタートを回避して菩提峠からのスタートを計画しました。
2キロのアスファルトはちょっと応えるので・・・。
少しショートカットして片道6キロ弱のルートになります。
それでもこれまでで最長距離。


ヤビツ峠までの道をのんびり走ります。
(疾走感のある画像ですがノロノロ運転です)
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前回来た時は山道に慣れていなかった事もあって
随分と緊張して走行したものですが、今となってはよくある山道って感じ。
ただ、やたらとヤンチャな方々のタイヤ痕があるので
このスピードの車が来たらと思うと若干の緊張は残ります。


ほどなくして菩提峠駐車場に到着。
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富士見茶屋跡地から舗装路を登ったドン着きにボワっと広がる駐車場です。
完全なる趣味の世界にも関わらず、これほど手厚い環境を整えてくれた
方々に感謝感謝。


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秋晴って具体的にどんなんかわかりませんが、いい天気!
例の三角形も拝めそうです。


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登山道のスタート地点にはゲートがあります。
硫黄岳同様気を引き締めて横を抜けさせてもらいます。


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登山道とはいっても最初は整備された砂利道を歩きます。
落ち葉と色づいた木々を愛でながら、体を登山モードに整えていきますが、
なかなかペースが掴めず苦戦してました。
どうも鼻づまりがあって、口で呼吸せざるを得ない状況で
最後まで喉が渇いてしまい無駄に疲弊したようです。


10分ほど歩くとヤビツ峠からの登山道と合流します。
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ここからが本格的に丹沢の山に分け入っていく地点。


丹沢らしい整備された登山道。
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今回も絶賛中のシンプルガイドに身を包み
意気揚々と登る我が相棒。
ボルダリングに触れて以来、岩を見るとテンションが上がるようで
無駄に鼻息を荒くしています。


そんな無駄なエネルギー燃焼のためか

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速攻アウターを脱ぐ始末。
ベースレイヤーモロ出しの状態でトコトコ登ります。
なんだ?新手の露出プレイか?


必要以上に呼吸を乱しながら視界が広がるエリアに到着。
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朝日の色を残す空。
遠くの街や山にはうっすらとモヤがかかって
なんだか神々しい。


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ダイナミックな空と私のユニゾンを撮ってくれた相棒でしたが、
大地に傾きを表現するクセは相変わらず。

たぶん水筒をぶら下げてる方が下がってる。
はたまたこれも鈍足の魔術なのか。


傾くチームワークを発揮しながら
ようやく三ノ塔が見えてきた。
2014_1122_12.jpg
思ったより遠いなーと思う。


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若干へこたれたので、
お富士さんに元気をもらってまずは三ノ塔へ向かう。


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どうにかこうにか三ノ塔につきました。
あれ?なんかこんなんだったっけ?


と思ったらやっぱり整備中でした。
2014_1122_15.jpg
いやーコレは庭園と言っていい。


どなたの手配かわかりませんが、
おかげで心地よい登山をさせていただいてます。
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丹沢は他の山よりずっと水の浸食を多大に受けている印象がある。
八ヶ岳のように岩が密集して形成されているというより
土と岩が同じくらい混じった地面で形成されているからなのかもしれない。
プラスして人が踏むという行為が与えるインパクトは非常に大きいもののようで
これだけ人気の山だけに相当な速度で崩れてるんだろう。
いろいろな思いがよぎります。


ちょっとブルーになりかけたので
もう一度霊峰を仰ぎ見る。
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お富士さんは雲をポッポと製造中。
思いは雲のように浮かんでは消えていく。


未来の心配はそれはそれで考えるべき事だけど
我々は我々で今日の心配もしないと。
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相変わらずの絶望的な距離。
三ノ塔は登山者の覚悟にふるいをかける
フィルターみたいなもんなのかもしれない。


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前回のゴールの烏尾山荘。
ここぞとばかりにミニチュア撮影してみた。


尚、これは当たり前に効果が期待できたので
ちょっと冒険をして
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霊峰にミニチュア効果をかけて
思いっきり失敗してみた。

不出来な国民をあざ笑うかのように雲を作り続ける日本の象徴。


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覚悟を決めてさぁ出発。
お地蔵様またお邪魔してます。


前回の回想。
2014_1122_22.jpg
この後あるちょっとしたガレ場で乱心する相棒。
随分怖がってたっけな。


で今回
2014_1122_23.jpg
別に印象にも残らなかったのか
記録写真が一気にここに飛んでました。

成長したというか、楽しみ方減らしてる感じ?

時間的には前回と同じようなペースですが、
意外とあさっりと前回の最終地点の烏尾山荘に到着。
ここのベンチをお借りして大休憩を入れることに。
気温は12度くらいでしたが、風もなく心地よいです。


今回の秘密兵器のアクションカメラを投入。
今回はショルダーベルトに搭載してみました。
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予想通りの汎用性を発揮してくれましたが、
やっぱりカメラ向きの固定ビスが弱い。
撮影中に向きがズレる事が頻発してました。
ちょっと対策考えた方が良さそう。
動画はその内UP予定!


さて、出発です。
2014_1122_25.jpg
ここからは未知の区間。
下調べによると鎖場があるようでウチの高所恐怖症の露出狂
どういうリアクションを取るのか楽しみです。


ヤマレコ等で見せてもらってたので
ある程度予想はしてましたが、
ここからの道も丹沢らしい整備された稜線のアップダウン。
なんとなくこのお山のペースも掴んできたところで
今回のメインイベントエリアに到着。


2014_1122_26.jpg
思ったより高低差のある鎖場でした。
この手前に鎖が出てくるところがあったので
なんだこんなもんかと安堵していたため
若干のショックがありました。
もしかして皆さんもかかる罠なんでしょうか。


人一倍トラップにひっかかった露出狂。
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「えー無理無理・・・ブツブツ」と帰りたいオーラを
私に向けてきますが、そういうのに慣れている且つ
ドS伯爵である私にはむしろ
GOの文字意外頭にありません。



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過去2度のボルダリング経験を活かせたのかどうかは
定かではないですが、意を決してなんとか降りきった被害者。

安堵した彼女に
「帰りは当然ここ登らざるを得ないよ」
と更なる余罪を重ねていきます。


そしてビジュアル的に尚追い討ちをかける表尾根コース。
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荒々しい尾根道が眼前に広がります。
(といっても超整備が行き届いていて普通に歩けます)


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ハイマツじゃないだろうけど、背の低い若木(?)が崖沿いに生えていて
なんか不思議な光景に感じた。
崖崩れ止めの植林とかだったりしない?


山場を越えると見覚えのある景色が。
2014_1122_31.jpg
12月に登った時はここで軽アイゼンつけたんだ。


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雪の無い道をはじめて歩いていく。
あ、普通に考えたら経験すべき順番は逆だ。


2014_1122_33.jpg
噂のバカ尾根ほど木の階段がないこのルートは
たまに階段や木道があるとコツコツと音を立てて楽しくなる。
なんだかのどかでいい道だなーと。

ただし歩幅が合わないと地獄らしい
相棒は合わなかったようで苦戦してました。


前回はこんな感じだった。
2014_1122_34.jpg
地面の白に反応したのか、それとも冬の空の色なのかすんごいブルー。
比較すると冬のほうが歩き易いです。
(冬山の方が簡単って意味じゃないですよ)


トラバースエリアも夏道仕様で健在。
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頂上付近はすでに雪でも降ったのか
ちょっとだけ白いのが残ってました。
今年も雪化粧してくれるのかなー。


積雪時はこんな感じ。
2014_1122_36.jpg
雪が積もったからの迂回ルートだと思ってましたが
ヤセ尾根の危機回避ルートだったんですな。
立派な木道がこしらえてありました。


最後の登りで思った以上のペースダウンを見せた相棒。
鎖場での精神的な消耗がここでどっと押し寄せたのだろう。
いつものように叱咤激励をするワタクシ。
売り言葉に買い言葉、傍目には喧嘩祭りのような様相を呈しながら
ようやく憧れた頂に到着。


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長かったね、お疲れ様。



最近恒例行事にしたいらしい「ガバ」っとマークを披露。
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私は私で感動するかと思いきや、この瞬間思ったのは
うん、ここ知ってる。
やっぱり私の登山には頂上到着の感動より
道中の風景の方にインパクトが傾くようだ。


写真撮るのを忘れたけど、ここで昼食タイム。
いつものコンビにおにぎりをいただきました。
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お富士さんは一日に何度見ても美しい。
といっても若干モヤってて、東京の街並みは
もう一つはっきり見えず。
は!?目が悪くなったとか?

単眼鏡で覗いてみたものの、まさかの
目視と大して変わらず
倍率は確かに高いんだけど解像度で換算すると
目で見てもそれ程変わらなかった。
やっぱり双眼鏡なのかなー。

かつてはここに尊仏岩という大岩があって信仰の対象となったそうな。
それが関東大震災の余震で谷に転落したとの事。
地震って山の上だと気づきにくいのかなと思ってたけど、超怖いお話。
wikipediaより引用)


ひとしきり休憩をして、さてコーヒーでもと思ったんだけど
エスビットの簡易ストーブ用に持ってきたコップが
まさかのサイズ不足。
ゴトクに乗らずコーヒーを断念。
やっぱりシェラカップにしないとダメね。



さて、そろそろ下山しましょう。
2014_1122_40.jpg
帰路に着いたのは12:30頃。
帰りは3時間半~4時間を予想していたので
日没を16:30で考えても結構ギリギリ。


2014_1122_41.jpg
稜線ルートだけに下山にも関わらず
登りも含まれるのが難点。
そこまで疲弊してる訳じゃないけど、ああいうのって急に来るから怖い。
なんとなく行きでビバークポイントに目星をつけていた箇所が何箇所かあったので
それを1つ1つクリアしてく作業になる。


2014_1122_42.jpg
とか言っててもちょっと良さげなポイントを発見して撮影タイム。


2014_1122_43.jpg
ん、ミニチュア撮影って確かこんな感じの表現。


この後の鎖場は若干緊張して突入。
緊張したのは相棒ですが、
決して速くはないけどそれなりに登ってました。
ん、よくやった。


そんなこんなで烏尾山荘に到着。
2014_1122_44.jpg
ここから見る三ノ塔も絶望的に遠い。
少しだけ日没を覚悟します。


2014_1122_45.jpg
焦る気持ちを抑えて休憩はしっかり取りましょう。
モグモグ。


2014_1122_46.jpg
日没への不安はもちろんあるんだけど
暮れ行く景色がまた美しく。


朱に染まるお山。
2014_1122_47.jpg
有名なのはモルゲンロートですが、あれは朝で
夕方はアーベントロートという。
夕方の記述が少ないのはたぶん夕方に山にいる人が
相対的に少ないせいではないかと思われる。
だって夕方に山にいるって絶望的じゃない。


なんとか帰ってくることができました。
2014_1122_48.jpg
どうにかこうにか太陽も粘ってくれて、日没前に駐車場に戻れました。
今回も無事帰してくれてありがとうございました。



1年越しの宿題をなんとか終えることができました。
1年で実力があがったかというのはないだろうけど
最長距離記録を更新した事でまたひとつ自信になった事は確か。
丹沢はバリエーションが多く、いろんな事を試すのに非常に適したお山なので
このエリアをベンチマークにしている方が多いのは納得です。
迷った時には丹沢へ!私もそうしようかと思います。(近いし)
あ、実家の方もそろそろ顔を出さなきゃな。


ヤビツ峠から見た夕焼けとお富士さん。
2014_1122_49.jpg
東日本ではやっぱり赤く染まるお富士山は見れないのかな。


下山後は毎度お世話になってる「さざんか」さんへ。
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なんだか夜のお店っぽい佇まいですが、
地元の方に愛される素朴な温泉です。
(すっごい登山客率も高いですけど)
お食事もここでいただきましたが疲れていたのか
写真を撮るのをすっかり忘れてました。
今となっては何を食べたか定かではないですが確か美味しかったです。笑





(以下メモ)



◇お山
塔ノ岳 神奈川県秦野市 標高1,491m
当日コンディション:晴れ、気温10℃~20℃


◇コース
【登り】表尾根コース
菩提峠駐車場スタート(6:40) →休憩(5min) →二ノ塔(7:51) →休憩(5min) →三ノ塔(8:10)
→休憩(10min) →烏尾山荘(8:55)→休憩(15min) →塔ノ岳山頂(11:55)
→昼食休憩(35min)

【降り】表尾根コースピストン
下山スタート(12:30) →行者岳(14:20)→休憩(10min) →烏尾山荘(14:41)→休憩(20min)
→三ノ塔(15:36) →菩提峠駐車場(16:42)

※トータル時間10時間2分(最長!)



◇主な装備
・登山靴:GARMONT タワープラス GTX II
・ザック:karrimor ridge 40(総重量 9.2kg)
・レインウエア:Columbia Grass Valley Rainsuit(使用せず)
・アウター1:TERNUA のソフトシェルジャケット
・アウター2:Patagonia Micro Puff Hoody(使用せず)
・ベース1:finetrack フラッドラッシュスキンメッシュ ノースリーブ(NEW!濡れたぞ??)
・ベース2:mont-bell スーパーメリノウールM.W.ラウンドネックシャツ(NEW!汗ハケ悪い)
・ミドル:Phenix 山シャツ(名前知りません)
・ボトム:Columbia NOLTON PANT
・スパッツ:BAILESS ライトスパッツ(ずれます)


◇メモ
・G15レンズエラー再び。チェストバッグに入れるからダメなのかも
・ADIXXIONのバッテリー意外に持つ(1時間半はいけそう)
・エネルギー効率の高い行動食模索
・薄手の山シャツ機能的でいいかも
・帰りも休憩ちゃんと取った方が効率いいかも

 OYAMA

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