Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

01
2014  22:05:18

14ピークス目 ~成長を信じて再びの男道へ

2014_0831_00.jpg

人間の体力というのは20代をピークに衰えていくそうです。
確かに三十路を数年前に迎えてから年々
疲れが取れない、思うように体が動かない、すぐ息切れする等
思い当たる節が増えていくばかり。

少しでも体力の減退を抑える目的もあり
登山という運動を続けている訳ですが、
昨年の夏から1年を経て、自分たちの能力を
試す機会に恵まれました。

1年前の自分の影を追いかける旅。
我々は置いていかれてしまうのか、追い越す事ができるのか。

減退試験の場に選んだのは
我々の主戦場である日光は男体山。
昨年の8月に無謀にもチャレンジし、
命からがら生還させてもらった修行のお山。

しかしながらここのところ狙ったように週末の天気は不安定な天候ばかり。
ただでさえ実力もないのに、お天道様の恩恵も受ける事ができないとなると
さすがに片道切符過ぎるので自粛していたのですが
ここにきてようやくOKの出そうな天候を迎えられそうな予報が。

2014_0831_01.jpg
てんきとくらすより拝借)

土曜に男体山登頂を目指し、そのまま下山。
下山後はお気に入りの最寄のキャンプ場に宿泊して
お山を満喫してしまおうという計画。
朝方に降ると予報されている雨が、あの岩エリアに
どれほど悪影響を与えるのかがポイントです。



早朝に東京を発つと、早速雨模様。
北の空も同じように曇っていて随分と不安になります。

2014_0831_02.jpg
早朝とあって混む事もなく順調に日光入り。
一旦止んだ雨もここにきてポツポツと降り始める。

2014_0831_03.jpg
日光のお山の皆さんも神々しく且つ怖い。
ただ雨は小雨程度なので、まぁ予報を信じて
とりあえず登ってみようって事に。

2014_0831_04.jpg
出発の地、二荒山神社に到着。
我々同様天候の隙をつこうと集まった方が多いようで
登山者用駐車場は満杯。
前回同様近くの県営駐車場に車を入れました。
(お値段据え置きでしたよ)

今回のルート
2014_0831_05.jpg
こちらも前回同様、二荒山神社登山口をスタートして
1本道を往復する直登男道。
カシミール調べでは往復8Km弱(!?)。
そんなにあったのね。。。

平均タイムは往復約7時間50分との事。
前回の我々は往復8時間30分かかっているので
8時間切るくらいでいければなーとぼやーっと目標を設定。

その他にも今回は課題を作ってみた。
・歩行リズムを早くしてみる
・水を必要以上に飲まないように意識する
・(おそらく)濡れた路面に足を取られない
・定期的に休憩を入れる
・雨の登山を経験するため多少の雨なら引き返さない

とまぁこっちもぼんやりなんですが、
修行に相応しく課題を設定。
さてさて、どうなりますやら。



2014_0831_06.jpg
入山料を支払って(こちらも据え置き!)
いよいよリマッチスタート。
男体サマまたお勉強させていただきます。

尚ウチの相棒サマは男体山をそれこそ神様としてあがめていて
うっかり私が男体山の事を軽く語ろうものなら
問答無用に叱られる
という理不尽なシステムを構築しています。
皆さんも私の相棒の前でこのお山を呼ぶ際は
ご不自由をおかけして申し訳ないのですがご自身のためだと思って
「男体サマ」ととにかくお呼び下さい。


2014_0831_07.jpg
きっちりと整備された階段を少し登ると
1合目の表示が。
ここから3合目までは比較的緩やかな登山道を登り
ペースを作っていきます。


2014_0831_08.jpg
以前と変らず、厳粛な雰囲気が漂う登山道。
更に今回は霧があるので神秘的なムードも加えられます。


言ってもここのところまともにお山に出向いていなかったので
実は体力の減退がすでに心配だった私。
歩行ピッチのペースアップを念頭に置きながらも
序盤はゆっくりゆっくり進んで体を登山のペースにしていかないとと
集中していたのですが、
2014_0831_09.jpg
後ろでなんか笑ってる。

相棒サマは久しぶりのお山に加えて、大好きな男体山ということで
のっけからテンションが押さえられないようで
心だけはいきなりマックスコンディションに。
着いてこないのはいつだって体の方だ。



2014_0831_10.jpg
霧のおかげか気温は15℃前後と
とても歩きやすい。
前回は灼熱の修行道だったので4合目までに
お水を500mlも飲んだっけ。


2014_0831_11.jpg
舗装路エリアに到着。


前回だと相棒サマはこの辺からすでにへこたれてましたが、
2014_0831_12.jpg
もうね、なんかウザい
新手の苦行でしょうか。


まさかの身内からのストレスに耐えながら
どうにかこうにか4合目へ。
2014_0831_13.jpg
ここから中禅寺湖が見えたっけかな。


2014_0831_14.jpg
ここからが、登山道の本領発揮です。
ぬかるんだ足元に注意して確実に1歩を刻んでいきます。


2014_0831_15.jpg
ふと顔を上げると秋の足音。



6合目に到着。
2014_0831_16.jpg
そろそろ岩場のスタート。


足元では
2014_0831_17.jpg
「ハートフル登山道、男体山にようこそ」
キャンペーン真っ盛り。


などとほっこりしていると
2014_0831_18.jpg
例の怖気づきポイントに到着。
予想通り岩が濡れていますので
すべて滑るという前提で足を置いていきます。


集中力を削がれながら、麓を振り返ると
2014_0831_19.jpg
あ、なんか雲海っぽい。

雲が2層になってただけなんでしょうが、
それでもまぁ美しい景色でした。


少し元気をもらってチャレンジ再会。
2014_0831_20.jpg
ロープ岩も健在。
なんとなく小さくなってたような気がするけど
気のせいなんだろうな。


岩場に関しては、記憶程の険しさはなく
時折手を使いながらクリアできる感じ。
ここまでの道のりでの疲労や、心理的な余裕を考えると
少しは成長したかなーと相棒と喜びを分かち合おうと横を見ると、
2014_0831_21.jpg
謎のクライミング中

自分をさらに追い込むくらいに成長したのかというと
もちろんそんな事はなく

2014_0831_22.jpg
実際の角度はこんなもん

なぜこの人は自ら難しい状況に心理的に行ってしまうのか。
そうやって登る方が難しいだろうに・・・。


謎の苦行を課してしまった影響か、
岩場が終わり8合目を過ぎて土嚢ポイントに差し掛かる頃には
目に見えて疲労が表面化してくる我が相棒。
2014_0831_23.jpg
なんとなくだけどこのままヒマラヤに行っても
同じようなリアクションをしながらなんとなく登ってしまうような気がする。


2014_0831_24.jpg
あ、そうそう、全然関係ないんだけど
今回は初代のノースの登山靴で来ました。
だってガルモントウエットグリップ悪そうなんだもの。
ここまでフルシャンクのタワープラスばっかりだったので
やたらとソールがやわらかい気がした。
だからって問題あるわけじゃなかったです。

土嚢エリアを休憩を入れながらのんびり登って
ようやく森林限界エリアに入る。
2014_0831_25.jpg
ガスガスでしたが、おかげで暑さに悩まされる事なく
進んでいけます。


相棒にお願いして、登る私を激写してもらいました。
2014_0831_26.jpg
ガスのおかげでなんかアルパインな雰囲気が少し。


ちょっと加工してみる。
2014_0831_27.jpg
ね、なんとなく6,000m級辺りにトライしてる感じしません?


ある程度長い距離だと記憶していた森林限界エリアは
意外とあっさり終わり無事山頂に到着。
2014_0831_28.jpg
「また来ましたよー」

ここにもお社があって1年ぶりのご挨拶。
なんとなく胸がすっとします。
こういうところでは、ちょっとチャラい感じのお兄ちゃんでも
同じようにココにちゃんとご挨拶したりして、そういうのを見ると
「あぁなんか日本っていい国だなー」ってしみじみ思います。


2014_0831_29.jpg
前回と同じ位置で記念撮影。
結局以前の影を追うことを登ってる時は意識することなく
今のマイペースで登って来ました。
ま、それでいいのかなと。
そんなことより今年もココに立てた事に感謝しよう。


そんな無欲が天に届いたのか
2014_0831_31.jpg
雲の合間に青空がチラリ。
これこそ鈍足の魔術師がなす古の魔法なのか。


はしゃぐ魔術師。
2014_0831_30.jpg
前回は余裕がなかったのか登る事のなかった頂上部分のプチ岩場も
今回はひょいひょいと登って剣を間近に眺めてました。
曰く、『白根サマの頂上付近に比べたらちゃんちゃらおかしい』
だそうです。

日光に育てられる我が相棒でした。



2014_0831_32.jpg
昼食はいつものように即席チョコレートパン。
簡単だし美味しいです。


のんびり昼寝でもといきたいところでしたが、
天気も心配なのと、この後予定していたキャンプの場所取りの時間が
見る見るなくなって来たため、名残惜しいですが早々に下山する事に。

2014_0831_33.jpg
登り以上に慎重に。


私も相棒も前回に比べると余裕があるように思ってましたが、
実のところたいして体力アップしていたわけでもなく
6合目を越えるころには体力ゲージは限りなくゼロに近くなります。
加えて、相棒から「もしもの時はキジ撃ち」宣言も飛び出し、
心理的にも追い込まれていきます。
ペースなんてそんな簡単に上がらないのだ。


4合目になんとかたどりつきほっとしたのも束の間、
その後の舗装路エリアが長い長い。
3合目から1合目までも意外に長いんですよね。
この辺は前回の印象と同じ。


とにもかくにもなんとか1合目まで戻ってきました。
2014_0831_34.jpg
相棒も女性として大事な何か
なんとか守れた模様。



2014_0831_35.jpg
休憩を増やしたことはありますが、タイムとしては
前回と変らないタイムにて下山終了。
いやはや、1年の月日では何も変らない我々だったようです。
そりゃ10年以上ロクに運動もせずにサボってましたからね。
無いものねだりの我々を今回も厳しいながらも優しく
下山させてくれてありがとうございました!


2014_0831_36.jpg
秋を連れてくる相談でしょうか。
またお邪魔しますね。


キャンプ編に続く。


-----以下メモ-----

◇お山
男体山 栃木県日光市 標高2,486m
当日コンディション:曇り時々小雨、気温12~17℃


◇登山コース
【登り】二荒山神社中宮祠スタート(7:42)→4合目(8:47)→6合目(9:37)→8合目(10:58)→山頂(11:59)
【下り】下山スタート(12:29)→8合目(13:08)→6合目(14:17)→4合目(14:51)→二荒山神社中宮祠(15:51)
※トータル入山時間8時間9分


◇主な装備
・登山靴:THE NORTH FACE ヴェルベラ ハイカー
・ザック:MILLET MIAGE 35(総重量 9.2kg)
・レインウエア:Columbia Grass Valley Rainsuit(使用せず)
・トップス:MOUNTAIN HARD WEAR グラデーションナットT V2
・トップス2:C3fit パフォーマンスメッシュアームカバー
・アウター:PHENIX PokharaJk
・アウター2:・Phenix Hybrid Fluffy Jacket(使用せず)
・ボトム:Millet LTK PANT
・スパッツ:BAILESS ライトスパッツ


◇メモ
・ザックのレインカバーは最初からつけるといい(濡れた地面に置きやすい)
・やっぱり靴の中で足が動く
・霧の山は虫がいなくて素敵
・テンポアップの効果の程は体感できず(引き続き実験継続)
・休憩を定期的に入れる効果の程も体感できず(引き続き実験継続)
・アクションカメラ欲しいな
・エネルゲン良さそう(相棒には合わないみたい)

 OYAMA

0 Comments

Leave a comment