Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

29
2014  01:45:44

14ピークス目(敗退) ~水の冷たさ、針の傷み

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関東地方は梅雨明けと同時にいきなりの猛暑。
この湿度の中そんなにいきなり気温が上がれば
当然ゲリラ豪雨ウェルカム状態になる訳です。

ここ数日意識して空を見ていましたが、変な雲多いですね。
積乱雲というより暗い厚い雲をやたらと目にします。
もう近い将来エルニーニョが不自然という意味では使われなく
なる気がしてなりません。

そんな安定しない天候の中、週末の晴れ間を狙って
我々が未踏のお山に訪れてきました。
前回のGWの旅からふた月近く空いてしまい
天気に加えて体力的にも不安はありますが、とにかく山に赴きたかったので
強行突入とあいなりました。

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本日お邪魔したお山は埼玉県にある両神山。標高は1,723mあります。
名前からも推察できますが、これまた信仰のお山です。
一説によると山頂に、イザナギ、イザナミの神を祀っている事からその名が付いたそうな。
信仰のお山に良くあることですが、かつては女人禁制であったらしく
女性が登るようになったのは記録では1914年からとの事。
日本百名山で、武甲山、三峰山とともに「秩父三山」の一つに数えられている
由緒正しきお山なのである。


本日のルート。
map.jpg
両神山荘からスタートして沢筋を登るメジャールートピストンを計画。
全長は片道5.5kmほどあるのですが、なんとなく前半は沢筋のなだらかな
道のりかなと適当に読み解いてチャレンジする事に。
さてさてどうなりますやら。


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湿度が高いのか、気温が急上昇してるのか
朝もやに包まれる秩父の山々。
朝日に照らされた山を見るとウチの相棒のテンションがMAXになる
癖があるのでできるだけやめてもらいたい。
ま、これを見るだけで目的の半分は達成した気はしますが。


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スタート地点の山荘まではお決まりの狭いお山道を
そろーりと走ります。
すでに沢沿いの道なので、窓を開けるとひんやりとした
空気が流れています。


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山道をえっちら走ると程なくして両神山荘に到着します。
今回は山荘の駐車場をお借りしました(¥500)。
ちょっと下ると無料(っぽい)駐車場もあり数台分のスペースもありますが、
6時時点でもういっぱいでした。さすがは百名山。


んあ?よくよく見るとなんかいる。


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山荘の名物犬『ポン兄さん』のお出迎えでした。
登山客に慣れているようで、駐車料を払おうと横を通ると
チラリと装備チェックされた気がします。
山荘の中には『ポン兄さん』の先輩にあたる『ポチ師匠』も
いらっしゃいました。
以前は登山道の先導もしていたようですが(!)
お歳のためか引退されて悠々自適の隠遁生活を送られているようです。


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お二人の兄さんにご挨拶を終えて、山荘の脇の登山口を出発します。
目標は山頂まで4時間。15時には帰ってこれればという計画です。


登山道の様子。
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沢に着くまでしばらくはトラバースルートです。
傾斜もゆるく、慣らしにはもってこい。
息が切れないように、急ぎすぎないように
ゆっくりゆっくり進みます。


とにかく山登り感覚がつかめないので
ドギマギとしながら感覚を戻していきます。
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ちょっとした沢を越える時もギクシャクしちゃう。


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私も何を思ったか初の短パン仕様にチャレンジ。
ダブルの違和感でペースを中々掴む事ができません。

この短パンチョイスが後々痛い思いする原因になるとはこの時は予想だにしませんでした・・・


沢が近づいてきた。
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雰囲気としては最寄の奥多摩は三頭山に近い感じ。
水をたくさんたたえる水のお山だなーと。


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ここですでに飲めそうなくらい流れる水はクリアです。
そういや小さい頃は見た目で判断して川の水飲んでたなー。


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丸太の橋を恐る恐る渡る相棒。
実はガッツリ高所恐怖症だったりします。
こういう足元がおぼつかない場合が高さに関係なく
一番怖いらしいね。


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水場という事は、私達にとっては涼しくてパラダイスなんですが
そこに住む生き物にとってもパラダイスのようで
死ぬほど小さい虫がいます。
もうね、夏山やめようかと何度思った事か。
蚊なんていすぎて気にならないくらい。
回りまわってクモにとってもパラダイスですね。


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割と計画通りに進み、緑も深くなっていきます。
気温は30度前後だったと思いますが、沢と木陰のお陰で
暑さもなんとか我慢できる程度。

沢を越えて本格的な登り道に差し掛かる頃
先頭を行く相棒がペースダウン。
私にしても、思いのほか疲労しているように感じ出した頃で
道のり半ばにして不安がよぎったその辺りで


なんかに刺されました。

鈍行走行でダラダラ歩いていたところ
ブンブンという羽音がやたらと鳴る場所が。
羽音がする方に目をやると、地中に立派な見たことのあるような形の白い塊が。
あ、ハチの巣だと認識した時にはもう通り過ぎるところ。
危険を感じながら少し羽音が遠のいたと思った瞬間
左のふくらはぎに待ち針の先端を刺されたような瞬間的な痛みが走り
イダッ!と声を出してしまった私です。

たちどまると、第2隊が来る気がして
驚いて振り返る相棒を先に進ませ、安全圏と思えるところから現場をパチリ。

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思いっきり登山道の脇にあるので他の登山者も危険なのでは
と思いましたが、他に誰も刺されたしていない模様。
たまたま別の生き物がいてそれにたまたま刺されたか噛まれたのだろうか。。。


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現場はたぶんこの辺り。
一応何かの参考にでもなれば。


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※画像は岐阜大学教育学部理科教育講座(地学) 理科教材データベースから借用


たぶんこのハチじゃないかなーと思います。
クロムネアオハバチというそうです。
セマダラハバチというのも近い気がします。
肉食のハチらしいので刺されたというより噛まれたのかもしれません。
患部は当日少しだけ腫れて痛みがありましたが
1日経ったいまでは腫れも引き、押すとちょっと痛いという程度です。
現地では、ポイズンリムーバーを携帯していなかったため
とりあえずムヒを塗って応急処置にとどまりました。
少なくとも夏山ではあった方がいいですねポイズンリムーバー。


そんなこんなでテンションはガタ落ち。
相棒もちょうどいい事に帰りのバテ換算をしたところ
ちょっと危ないということで、キリのいいところで引き返す事に決定。
時間は十分残ってたんですけどね。頂上はまだあります、次回次回。
あ、虫のいない時期にね。


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少しだけ進んで「弘法井戸」に到着。
ここを今回の頂上とする事に。


幸い涸れてなかったのでいただいてみる事に。
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後味にうっすら特徴のある美味しいお水でした。
最高のご褒美です。


冷たい水を頭と腕にも少しかけさせてもらって
だいぶ回復できたので比較的元気に下山する事ができました。
今思えば休憩不足だった気がする。。。


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弘法井戸から休み休み2時間ほどで
両神山荘に無事帰還。


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兄さん方はお疲れのご様子でした。
お陰で(?)無事に帰って来れました。ありがとう。
山荘でいただいた冷たいサイダーは格別でした。


下山後に予定していた温泉に向かう道中
パラパラと降り出したかと思ったらあっという間に。
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ゲリラ地帯に。
前は見えないわ雷はなるわ。上にいたらたいへんな事になってたかもね。


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いやいや、登山舐めてましたね。
やっぱりしばらく開いた後は行きなれた山に行くべきだと思いました。
夏は『例の実家』で修行する事にしますかね。

ともあれ、水の両神山。
楽しみにしていた山頂付近の鎖場は体験できませんでしたが、
いろいろと運に恵まれて無事下山する事ができ、ただただ感謝するばかり。
だけどお山の優しさにすがらず、自力で困難を突破できる力を持たないと
いつまでも運がいいはずがないですからね。
精進精進!

今回も無事に帰してくれてありがとうございました。




<番外編>
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本日の温泉は両神山最寄の「両神温泉 薬師の湯」へ。
硫黄系の温泉でこじんまりした私ら好みの小粋な温泉でした。
浴槽の規模の割には休憩スペースが広大で、
地元の方々のニーズにフィットした営業をされているのではないかと。


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お食事は少し離れて、「そば処 元六」さんへ。
下調べをそれほど熱心してなくて、着いてビックリ
「東京ソバ 大阪うどん」のノボリが踊っていて
ずいぶん不安になりましたが、
エビプリっプリの天ぷらソバは優しいお味で美味しかったです。
次はうどん食べたいなー。


(以下メモ)



◇お山
両神山 埼玉県秩父郡小鹿野町(及び秩父市) 標高1,723m
当日コンディション:晴れ、気温25℃~30℃


◇コース
【登り】
両神山荘スタート(7:00) →会所(7:45) →清滝小屋へ →ハチ(?)に刺される
→八海山(9:00) →白藤の滝分岐(9:17) →弘法之井戸(9:41) →登頂断念

【降り】
下山スタート(9:53) →白藤の滝分岐(10:09) →両神山荘(12:02)

※トータル時間5時間02分



◇主な装備
・登山靴:GARMONT タワープラス GTX II
・ザック:MILLET MIAGE 35(総重量 8.6kg)
・レインウエア:Columbia Grass Valley Rainsuit(使用せず)
・トップス:MOUNTAIN HARD WEAR グラデーションナットT V2(NEW! ちょっと乾き遅い)
・トップス2:C3fit パフォーマンスメッシュアームカバー(NEW! 問題なし)
・アウター:PHENIX PokharaJk(使用せず)
・ボトム:finetrack ストームゴージュハーフパンツ(NEW! 問題なし)
・ボトムインナー:C3fit エレメントロングタイツ(ロゴの部分を狙われたような・・・)
・スパッツ:BAILESS ライトスパッツ(NEW! 使用せず)


◇メモ
・休憩のタイミング再考
・虫除けスプレーはそこそこ有効
・ポイズンリムーバーは夏山では必須
・冷たい飲み物を携帯した方がいいかも
・体力だいぶ落ちてる
・タワープラスはやっぱりウエットグリップ比較的弱め
・MIAGE 35は冬山仕様じゃない?
・やっぱりツェルトはできるだけ持ってた方が安心
・短パン+サポートタイツの方が暑くない?
・首はカバーできた方がやっぱり安心
・腰周りだいぶ蚊にさされてた!(出てる?)
・歩くテンポを上げた方が実は楽なのでは?

 OYAMA

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