Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

06
2014  19:35:19

13ピークス目 ~day2 白装束の母と肩メーター

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見事初キャンプデビューを果たした我々。
私においては2時間ほどしか寝れてない気がしますが
それはそれ。

この日は先日無念の敗走を強いられた
日光白根山へ再挑戦。
山の母上様、お元気でしたか?

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キャンプ場での夜明け。
この日は4時起床だったもののご来光は拝めず。
うまくいけば男体山越しに見えたと思うんだけどなー。

テントはその場で片付けするとゴソゴソとうるさくなるので
誰もいない調理場まで移動して段取り悪く撤収。
時間はかかりましたが梱包は思ったより楽でした。

菖蒲ヶ浜キャンプ場さんお世話になりました。
とてもいいところでした。
次回はもうちょっと大き目のテントを用意してゆっくりと滞在したいです。


キャンプ場から菅沼登山口の駐車場までは20キロの道のりですが
信号なんてないのであっという間に到着してしまいます。
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6時ごろの到着でしたが、すでに先行者の方々がいらっしゃいます。


本日のルート
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菅沼登山口より弥陀ヶ池を目指し、
そこから少し迂回して山頂を目指すルート。
片道3キロ程の道のりです。
黒の破線が夏道なので随分ショートカットしてるのがわかる。


そうそう、今回のニューアイテム。
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Smith Optics BAZOO BLACK VIOLET

ようやく本格派のアウトドアサングラスを入手しました。
フレームが視界に入るのがちょっと気になりますが、
歪みの全然無い事に感動。
レンズはPLUM MIRRORが付いていて、透過率16%との事で少し暗めですが
視界は非常にクリア。
レンズを簡単に交換できるのでもう少し透過率の高いレンズを追加発注済み。
おすすめです!(お店でフィッティングはしてね)


それなりに早く着いたものの
準備が遅いため次々と別パーティーに置いていかれつつ
6:30頃にようやく出発。
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まずは平地を10分ほど歩きます。
状況がわからないため最初からアイゼンは装着。
雪は締まっていて歩き易かったです。


のんびりだなーと油断していると
のっけから思いのほかの急登がスタート。
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岩がゴロゴロしていますね。
両サイドの崖から雪解けとともに落石があるようです。


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ウチの相棒と比べるとそれなりの大きさです。
当たったらタダではすみませんね。


両サイドに注意しつつ
じゃあ実際落ちてきたらどうすんだ??
と答えは結局見出せないまま、できるだけ足早に急登を抜けます。
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随分と精神と体力を削り取られた様子の我が相棒。
のっけから緊張したね。


朝ごはんを食べていなかったので
登りきったところにある平地で一休み。
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今回はCLIF Barを試してみました。
これで250kcalあります。
これでもしばらく歩くと消費してしまうのが登山の怖さ。
割と美味しかったですよ。


一休みを終えて進むとまた急登。
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蓼科山と同等かそれ以上かと。


ひとつ登ってまた急登。
沢筋のルートだからそうなるんでしょうね。
ひょっこり見えてるのは座禅山のピークかな?
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800mの高低差の割に距離が短い訳だ。
夏道は蛇行してるから長いけど楽かもしれない。


体力の大部分を削られながら
2時間かかって弥陀ヶ池に到着。
ここまで来るとようやく奥白根山の山頂が見える。
また来たよこんにちは!
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普段は歩けない弥陀ヶ池の上を歩く。
余りに見事に固まっているので氷上を歩いている感覚はなかった。
GW以降はいつ池ポチャするかのロシアンルーレット。


弥陀ヶ池の分岐。
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ここから右側に一旦回り込み最終的に直登する。
そういえばここは昨年不安を覚えた場所で

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雪の下にはこんな不安な登山道がある。
こんだけ積もるんだからそりゃ荒れるよね。
右上の木がほとんど変わってないのが不思議。


少し登って座禅山の登り口辺りからまた奥白根へ向けての急登が始まる。
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ふと見下ろすと五色沼が見えた。
あっちもまだ凍りついてますね。
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当初登頂後に五色沼周りで下山する予定でしたが、
思いのほかの急登に打ちのめされ早々断念。
遠くから眺めてヨシとする事に。


さてさて、ようやく大ボスの最後の急登に取り付きます。
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心なしか肩が次第に落ちていく我が相棒。
多分体力ゲージに関係しているのではないかと思われる。

事実、私が「思いのほかキツイから五色沼はあきらめてピストンで帰ろう」と提案した際に
「そうしてくれるかい?」
今日一番の優しい顔をして返事をしてきた。
彼女の優しい顔は雷鳥を見るくらい珍しいとされる。
すでにだいぶ応えてたようだ。


登山界では「核心部」という言葉がある。
ルート上で最も困難とされる部分の事を差す言葉らしい。
日光白根山は比較的初心者向けのお山の位置づけであるため
この言葉をこの山で使う人はいないと思うんだけど
我々にとっての今回の核心部はここであった。
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誰だこんなルート作ったヤツ。
岩場の影に焼き鳥屋とかあったらどうしよう。


体力と心理状態は悪くなる一方だったが
振り返ると絶景には事欠かない。
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さすがは関東最高峰。
山々を従える女王の目線。


この日はなぜだか「宇宙のような青い空」を見ることは叶わなかったけど
薄い雲が広がり、これはこれで素敵だった。
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そいややたらと飛行機が飛んでた。



たっぷりと時間をかけて核心部をクリア。
稜線に出ると雪はすでになく岩場が出てくる。
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そこまで危険はないので、せっかくだから
アイゼンを履いたまま岩場を歩いてみようってことに。

所々残雪がある箇所には羽虫が沸き
虫が苦手な私は訓練どころではなかったです。



度重なる悪戦苦闘を乗り越え
予定時間を大幅に遅れてようやく頂上が見えてきた。
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ひとつ小さな谷を越えれば頂上だ。


手前の丘(?)でザックをデポ。
プチクライミングに備えてアイゼンも外す事に。
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ドロドロだーね。


これまでの道のりを思えば最後の谷なんて
チャンチャラおかしいやと無理くりテンションを上げて頂上を目指します。
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谷からは男体山がこんにちは!


ギリギリの体力残量ながら
本家おむすび山に例のポーズを決める相棒。
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相棒は最後の崖をおむすびパワーでよじ登り。
私は羽虫が嫌で逃げるように登りきった
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また来る事ができました。
元気に登ってますよ、お母様。


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んーいい気持ち。


頂上付近は狭いのでデポスポットまですぐさま戻って昼食タイム。
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今回もパン&チョコレートでささっと済ませました。


昼寝でもしたかったんだけど
雪のコンディションも心配だったので早めに下山する事に。
あんまり休むと体も動かなくなるしね。
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岩場を慎重に降ります。


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核心部をクリア。
さすがに登る時よりは楽でした。


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尻セードにトライしてみましたが、
雪が固いためか滑り具合はいまひとつ。



弥陀ヶ池に無事戻ってきました。
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弥陀ヶ池から山頂を振り返る。
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いやーでっかいお山だなー。
また来るよー♪


帰りは当然登ってきた急登を降りることになります。
足場はステップが多少あるものの所によってはかなりもろくなってます。
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気をつけて一歩一歩降りていきます。
消耗した体力はなかなか回復してくれず
思い通りに踏ん張りが利かないのかだいぶ苦戦している様子の相棒。


とのその時、


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見事に滑落。
後ろから全部見てましたが、見事な滑落でした。
びっくりしたのか少し反応は遅れましたが、ちゃんと滑落停止行動してました。
どこぞで遊んだ経験が活きましたね。
距離にして1mほどでしたが、相変わらず優しく重要な事を経験させてくれるお山です。



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ほっとしたのか、ぼーぜんとする相棒。
私は罵倒して葉っぱかけるくらいしかできません。


落石ポイントでの緊張は精神の限界を超えたようで
「急ぎたいけど、足が出ない」「注意してるけどどう避けたらいいものか」
と無言の中で苦しむ相棒を後ろから
ニヤニヤしながら見てました。
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我々が通り過ぎたその直後、
後続のパーティーが落石ポイントを通り過ぎようとした際に
後ろから「ラークっ!」の叫び声。
慌てて振り返ると茂みの向こうに頭の大きさほどの岩が飛び跳ねる様子が見えました。
幸い途中で止まりなんの被害もなかったものの、我々も含めて間一髪でした。
やっぱり楽しいばかりのところではないですね
大自然、侮る事なかれ。



ギリギリというか容量オーバーでようやく平地地帯へ到着。
フラフラでしたね。こうなったら気合だ、気合。
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でもこれくらいの雑念が出てくる心の余裕が
本当はあったろうと私は見てます。



なんとか登山口に到着しました。
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いやはや今回はギリギリでしたね。
理想としては「下山した後もうひと山登れる」体力を
目指してますので普段から体力アップを計らないとですな。
無事に登らせてくれてありがとうございました!



恐らくは今シーズン最後の雪山になるであろう山行に
前回登れなかった白根山の頂上を踏む事ができてとても嬉しかったです。
やっぱりこのお山大好きだなー。
もうマザコンって言われてもいいや。
We Love 白根ママ!



下山後はいつもの「やしおの湯」へ。
大入り満員のためいまひとつのんびりできませんでしたが
ここは地元民の湯。
我々みたいな外様がふらっと行って我が物顔で歩いちゃあ
ハイカーの名折れってなことで早々に退散しました。
お食事は佐野SAでカレーをいただきました。
ん、満足満腹。








(以下メモ)



◇お山
日光白根山 栃木県日光市及び群馬県利根郡片品村 標高2,578m
当日コンディション:晴れ、気温2℃~20℃


◇コース
【登り】
菅沼登山口駐車場スタート(6:30) →朝ごはん休憩(10min) →弥陀ヶ池(8:50)
→奥白根山山頂(11:25)→昼食(30min)

【降り】
下山スタート(12:08) →弥陀ヶ池(13:20) →菅沼登山口駐車場(14:55)

※トータル時間8時間25分



◇主な装備
・登山靴:GARMONT タワープラス GTX II
・ザック:karrimor ridge 40(総重量 9.4kg)
・レインウエア:ボトムのみ(使用せず)
・アウター1:patagonia Triolet Jacket
・アウター2:Patagonia Micro Puff Hoody(使用せず)
・アウター3:Phenix PokharaJk(森林限界以上で使用)
・ミドル:HAGLOFS LIZARD JKT
・ベース:TERNUA LAIRG
・ボトム:finetrack ストームゴージュアルパインパンツ
・ボトムインナー:PHENIX Outlast Mid wt. Stretch Tights
・グローブ:OUTDOOR RESEARCH Stormtracker Gloves(使用せず)
・グローブインナー:モンベル メリノウール インナーグローブ タッチ
・スパッツ:MOUNTAIN EQUIPMENT TRAIL DLE GAITER
・バラクラバ:MIZUNO ブレスサーモ・バラクラバ
・アイゼン:GRIVEL G12 NEW-MATIC
・ピッケル:GRIVEL Monte Rosa plus


◇メモ
・日焼け止めは万全に!
・歩き方が根本的に違う気がする。
・水1.5Lでギリギリだった。(取りすぎ?)

 OYAMA

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