Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

13
2014  21:49:46

13ピークス目(敗退) ~雪不足より実力不足

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東京では桜も散りはじめ、若々しい新芽が顔を出す時期がやってまいりました。
新緑も嬉しいのですが、雪が恋しい私達は残雪を狙って
今回も分不相応なお山に向かってしまいます。

残雪期というのは、吹雪や雪崩といった最大の危険が和らぐ季節という
一般論を鵜呑みにしてしまい、コテンパンにやっつけられた旅になりました。

今回お邪魔したお山は日光が誇る名峰 白根山(標高2,578m。)。
昨年の10月、紅葉が始まるその季節に訪れ大好きになったお山です。

先週からなんとなく『脱・長野』を目論んでいた我々は
満を持して日光に向かう事に。
とはいえ先週と同様天気予報は怪しい感じ。
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てんきとくらすより借用)

またまた晴れているけど風が強いから危ないよー的な予報でした。
ただ天気図をじーっと見て、更に見慣れない高層天気図も眺めながら
高気圧の影響で天候が崩れたりはしずらいかなーと適当な前向き予想をして
強行突入を決めた次第。まぁ風が強いのは仕方ない。



行きがけの空
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清少納言が枕草子で
「春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山際、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
と描写したそのままのような夜明けでした。
いとをかし。


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いろは坂の雪はすっかりなくなっていて
ノーマルタイヤ&FRで全く問題なし。
日々の細やかな除雪作業のおかげでしょうね。感謝感謝!



スルスルと進み本日のスタート地点
湯元スキー場に到着。
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日光は駐車場が充実していて(しかもほとんど無料)停めるところには困りません。
が、後でわかったことですが、湯元スキー場は3/31で営業が終了していて
それに伴いお手洗い等が利用できない状態。
この時期に訪れる方は、赤沼茶屋か三本松駐車場にてお手洗いをお借りする事をお勧めします。


今回のルート
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何を思ったか、今回は前回登ったルートとは反対側の
湯元スキー場からスタートし、前白根山を経由して登頂を目指すルート。
片道5.5キロ程あり、我々にとってはいろいろ挑戦な1日になりそう。


準備を整え、駐車場脇からスキー場へ入っていきます。
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この辺りはだいぶ雪が溶けていました。


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スキー場のてっぺんに登山口があるとの事で
リフト沿いに登っていきます。
雪は固く絞まっていて、踏み抜いたりはしなさそう。
これまで雪山で味わった雪の感覚とは違いザクザクとした固い感触でした。
キュムキュム音を鳴らしてウキウキハイキングは来年までお預けですかね。

降雪がしばらくなかったとみえて
スキー場とはいえ時折地面が露出していました。


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思いのほか急な道のりでしたが、
1時間ほどかけてなんとか第2リフトの降り場に到着。


ここでアイゼンとピッケルを装着します。
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情報によると「登山口」の標識があるらしいのですが
どうしても見つける事ができず。
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とはいっても標識があるのでなんとなく登っていく事に。



と、登り始めから結構な急登に面食らう相棒。
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微妙にトレースがあるものの
自然にステップを作れる程雪がやわらかくなく
そういう路面に慣れていない我々はのっけから悪戦苦闘します。


更に以前苦戦した蓼科山を上回る急斜面。
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40度は超えてますね。
急登と聞いてなんとなく蓼科山を想像していましたが
いやいやそんなもんじゃなかった。
やっぱり地図を見比べて判断しないといけません。
経験上、予想を超えていた時のショックは通常より疲労を進行させてしまいます。


ヒィヒィいいながら登り、スキー場の雰囲気は次第になくなって
樹林帯に入っていきます。
相変わらず急登が続きあきらめムードもチラと見えてきたところで
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ん?この間真央さん滑ってた路面ですよね?
とアイスな路面が出てきます。

平面だって気をつけないと転んじゃうのに
なんでこの予想外の急登での登場なのか。
しかも段差の部分に限ってアイスな方々が待ち構えてたり。
先を行く方々がこの辺りで謎の失速をするのを見て気になってましたが
こういう事だったのね。


相棒も予想外の困難に直面して遠く離れた自宅を思う。
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仮に登り終えたしてもこの先更に手に負えない
アイスさんが現れたりしたらどうしようと
撤退の2文字が浮かんだ頃にふと横に目をやると。



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なんか割れとる!?
これって確か雪崩が起きる前兆じゃなかったっけ。。。
よく見るとあちらこちらにこんな割れ目が

そういえばこのエリアのど真ん中を
直登してる方がいましたが。

そんな慣れてない方には見えなかったので危険は少ないのでしょうか。


もう無理っすダンナと懇願の目を
飛ばす我が相方。
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この後安全に登れそうなルートを探してみたものの
我々の実力ではどう登っても危険と判断。
加えて風も少しではじめてきて尾根に出る頃には
そこそこの強風が吹きそうな予感。
まだ登り始め地点で残念ですが、下る際に前進不可になっている
自分たちが容易に想像され、無念の撤退という事にしました。


せっかくのアイス路面の登場にアイゼン歩行の練習と
行きたかったのですが、なんとなく怖くなってしまったので
早々に下山する事に。
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予定外の強敵に道を阻まれ、恐る恐る下降する相棒様。


ヘッピリ下山を撮影して
せめてものネタを作ろうとしていた矢先



私ちょっと滑落しました。
ほんの1mくらいでしたけどね。
なんでかわかりませんが、たまたま止まってよかった。


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直後の様子。
あと2mも滑れば雪崩止め(?)に激突でしたな。
雪山おそろしや。


なんだか私も怖くなったので更に足早に(且つ超慎重に)下山する事に。
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山々がやけに美しく見えるんだよねーこんな時に不思議だけど。


ゲレンデまで到着し、登ったところを振り返る。
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見た目より怖いところだったなー。
3人ほど登っていったけど大丈夫だったのかなー。
(お一人は無事登頂された記録がありました。おめでとうございます!)
我々もあんな風にいつかなれるといいけど。



その後はゲレンデの端をスタスタ歩いて駐車場まで無事戻ってきました。
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残雪期という事でなんとなく舐めてしまった今回のお山遊び。
経験がないってのは怖いもので、予想外の事ばかりで
随分精神的に追い込まれてしまいました。
こうしてたまに怖い思いをして、心を鍛えていく事も必要なのかもしれませんね。
次回アイス路面と対峙することがあればその時こそ
歩行訓練をしたいものです。


三本松駐車場より白根山を振り返る。
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常に私達に課題をくれる日光の山々。
私達にとって日光は厳しい父親であり、優しい母親のようです。
危険を教えてくれながらいつもいつも無事に帰してくれてありがとう!


<番外編>
早々に下山したので、三本松にてお買い物を。
ここの土産物屋にて販売中の湯葉が大好物なのです。

お土産物屋さんに併設されているお食事処で
「ゆばソバ」を食す。
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日光のものはあっさりとして素朴で
とてもやさしいお味です。


お腹も満たした後は温泉へ!
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温泉保養センター「やしおの湯」

市営の温泉施設です。
奥日光から少し離れていろは坂を降りたところにありますが
独特の硫黄の匂いもやわらかなので、ゆったりできます。
ここも前回つくばの「ゆりの郷」同様ほどよい力加減の温泉で大好きです。


丸沼高原スタートを選択しなかったのはこの2箇所に行きたかったからなんです。。。
金精峠早く開通しないかなー。




(以下メモ)



◇お山
日光白根山 栃木県日光市及び群馬県利根郡片品村 標高2,578m
当日コンディション:晴れ、気温-4℃~5℃


◇コース
【登り】
湯元スキー場駐車場スタート(7:10) →第2リフト降り口(7:57) →休憩(10min)
→登頂断念(9:20)

【降り】
下山スタート(9:25) →湯元スキー場駐車場(10:42)

※トータル時間3時間32分



◇主な装備
・登山靴:GARMONT タワープラス GTX II
・ザック:karrimor ridge 40(総重量 11.2kg)
・レインウエア:持参せず
・アウター1:patagonia Triolet Jacket
・アウター2:Patagonia Micro Puff Hoody(使用せず)
・ミドル:Marmot Moon Fleece Jacket
・ベース:TERNUA LAIRG
・ボトム:finetrack ストームゴージュアルパインパンツ
・ボトムアウター:Lowe alpine SNOW PEAKS PANT
・ボトムインナー:PHENIX Outlast Mid wt. Stretch Tights
・グローブ:OUTDOOR RESEARCH Stormtracker Gloves
・グローブインナー:モンベル メリノウール インナーグローブ タッチ
・スパッツ:MOUNTAIN EQUIPMENT TRAIL DLE GAITER
・バラクラバ:MIZUNO ブレスサーモ・バラクラバ
・アイゼン:GRIVEL G12 NEW-MATIC
・ピッケル:GRIVEL Monte Rosa plus


◇メモ
・NEWグローブ試せず
・滑落停止行動はとっさにできない
・Yamanaviは位置回転してくれないかも
・体に近いところに保管しとけばスマホ電池持ちそう
・ピッケルバンドを6mmくらいのロープに変えた方が使いやすそう

 OYAMA

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