Because it's there.

“それ”はその都度
変化するらしい。

続・七転八倒趣味日記

10
2014  02:54:49

11ピークス目 ~チャレンジアゲイン

なんだかあっという間に3月に入っています。
ちょっと前の話になりますが8月11日を「山の日」として祝日扱いにする
法案が出ているそうです。
祝日が増えるのはありがたい事ですが。

何か他になかったのか
と思ってしまう小市民のUGOでした。
「海の日」があるからなのかな。


暇さえあればいつでも「山の日」としている我々は
またしてもお山に出かける週末を迎える事ができました。

2014_0308_00.jpg

今回出かけた先は蓼科山。
そう、先日無念のタイムアップに泣いたあのお山である。
やっきになってリベンジ!という訳ではなかったのですが
今週末は天気はいいものの、どのお山も強風のため「×」マークが。

前日の蓼科山の予報はこんな感じ。
てんきとくらすより拝借)
2014_0308_01.jpg
なら天候がもちそうな丹沢方面へという手もあったのですが
条件の悪い森林限界を体験してみたい(といっても一応晴れですし)
という思いがあった事もあってあえての蓼科山再びという事にあいなりました。
森林限界エリアがヤバそうでも即樹林帯に逃げ込めるというのも心強いばかり。

最近ではすっかり通学路と化した中央道をひた走り
八ヶ岳連峰が見えてくる。
2014_0308_02.jpg
山頂付近は雲がかかっていて寒そう。
雲の見方も覚えないとですな。


ビーナスラインの様子。
2014_0308_03.jpg
この数日前に積雪があったらしく
ところどころ雪が残っていましたが、なんとか4WDモードだけでOKでした。
ま、スピードは絶対出しませんけど。


ノロノロ運転して女乃神茶屋前の駐車場に到着。
2014_0308_04.jpg
今回は駐車スペースをゲットできました。
これで心置きなく山頂を目指せます。
土曜にも関わらず我々が駐車した時点でほぼ満車状態に。


前回の反省で帰宅時に購入後、
車に乗せっぱなしにしていたシャベル。
2014_0308_05.jpg
今回大活躍してくれました。

2014_0308_06.jpg
とはいってもちょこっと掘り進めただけですけどね。
でもこれができないと奥の車が出れなくなってしまいます。
ここに冬来るときは必需品かと思われます。


2014_0308_07.jpg
風が強い影響なのか雲の流れが速く、時折日が陰る中でのスタート。
今回はスタートが前回よりすこしばかり早いので
さすがに13時までには着くかなーと予想。


2014_0308_08.jpg
数日前の積雪でプラス20cmといったところでしょうか。
我々の前日にアタックした方々はラッセルを余儀なくされたそうです。
おかげですんなりと進んでいく事ができます。感謝感謝!


2014_0308_09.jpg
登り始めの木々にも雪が積もっています。
これは噂の「スノーモンスター」が拝めるかもしれません。


第1急登スタート。
2014_0308_10.jpg
まだまだアイゼンワークもままならないので
1歩1歩アイゼンの感触を確かめながらゆっくりと進んでいきます。


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少しずつ木々の積雪量が増えていきます。
この真ん中の木、よく見てみると。


2014_0308_12.jpg
十字架がかかっていました。
天然のクリスマスツリーですな。


第2急登スタート。
2014_0308_13.jpg
気のせいか前回より体力的に楽な気がします。
やっぱりルートを知ってるっていうのは大きいのでしょうね。


「あっという間に」という訳ではないのですが
我々のマイペースタイムにて2,120m標識に到着。
2014_0308_14.jpg
今回は前回の反省を元にここで大き目の休憩を取ることに。
ストレッチをしながら行動食をパクリとします。
が、


2014_0308_15.jpg
新導入したマウンテンハードウエアのバラクラバが
アゴまで下げられるタイプじゃないので口に入れるのに苦戦する相棒様。
機能面は全くの大満足だったようですが、
この奇妙な行動をなんとかしてもらわないと
同行する私が気になってしょうがないんです。


ここを過ぎるといよいよ頂上が見えてきます。
2014_0308_16.jpg
着くころに機嫌がいいといいけど。


少しだけ平地を歩いていよいよ最後の急登がスタート。
2014_0308_17.jpg




振り返れば雄大な景色が広がり、
周りの樹木は徐々にモンスター化していっているのですが
それを見る余裕はありません。
2014_0308_18.jpg
あ、ウチの相棒がね。
なんか今日はがんばるんだって。
どっちかというとイチイチちょっかい出す私のせいで集中力をそがれていた模様。
私が写りこむ写真は彼女がいつも撮ってくれている訳ですが
今回私の写真がないのはそういう理由。


ソロカメラマンと化した私はいろいろと記録を撮ってました。
(といっても余裕がある訳ではないのですけどね)
2014_0308_19.jpg
縞枯れ地帯は見事なエビの尻尾を形成してました。
相当風が強かったんでしょうね。


2014_0308_20.jpg
綺麗というか正直
ちょっとキモち悪かった。
美意識は十人十色。


えっちらおっちら登って森林限界が見えてきた。
2014_0308_21.jpg


前回の到達地点より。
2014_0308_22.jpg
前回の岩の世界から白い世界に変貌した頂上周辺の景色。
この白を形成した日にここにいたら生きて帰れなかったでしょうね。


ここからは岩とミックスされたルートに変わり、
アイゼンを岩に乗せるとうっかり滑ってしまいます。
風はこれまで経験した中で一番強く、直登する事はあきらめ
風を避けて東側に迂回していきます。
奥に移ってるのは迂回ルートの終点のヒュッテ。
2014_0308_23.jpg
森林限界に入った途端、天気予報通りの北西の風が吹いてきて
風速は経験値がないので体感では正確さを欠きますが
5m以上は出ていたのではないかと思います。

しかし寒かった。
装備を変えずにウインドブレーカーで特攻したウチの相棒。
実は森林限界地点で迷っていたところ私が後ろから
「どっちでもいいけど早よ行けバカ!」
と罵り、怒りで判断をさせなかったのが運の尽きでした。
ヒュッテ前で震えながら着替えてましたね。

私もそこで手袋をArc GloveからStormtracker Gloves+インナーに変更。
手がジンジンきてちょっと怖かったです。足は大丈夫そうでしたが。
それでも森林限界にいる間は手の冷たさは取れず、
あのまま長時間いたらマズかったかもしれません。


ヒュッテ近くにザックをデポさせてもらい山頂へ。
2014_0308_24.jpg
風の強さが伝わらないのが残念です。
3分といたくない場所でしたね。


ほーなるほどこっちから風が吹くのね。
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運よく雲がないタイミングに登頂する事ができたので
周りのお山をチェック。
2014_0308_26.jpg
八ヶ岳本部の皆様。


2014_0308_27.jpg
南アルプスの皆さん。
地元の方々は「南プス」と略すとか。
プスて君。


記念撮影もロクにせずに(というか元々やりませんが)
寒くてかなわないので早々に下山開始。
2014_0308_28.jpg
相棒の超ヘッピリ下山の様子とは相反して
月が出ていて綺麗でした。


樹林帯が近づくと風がほとんどなくなる。
不思議な体験でした。
2014_0308_29.jpg
にしてもすごい空の色。
空は目まぐるしく変化していて実際の色に近いと思います。


樹林帯に入り、第3急登の中ほどで昼食タイムに。
毎度ストーブでお湯を沸かす昼食体制を考えていたのですが
雪山ではそんな余裕がない事が多いので今回から出来合いの物を食べる事にしました。
2014_0308_30.jpg
新導入のグラナイトギアの断熱ポーチ。
元々暖かいものではないのでなんともいえませんが
中身は凍ってはいなかったです。


この頃には八ヶ岳本部の方の雲は取れて
くっきり峰峰が見る事ができました。
2014_0308_31.jpg
雲があるのを除けば非常に視界がクリアな1日でした。
風が強いってのも関係あるのかな。


さぁいよいよ降ります。
降りの尻セードに備えてストックからピッケルに持ち替えます。
2014_0308_32.jpg


そうそう、ピッケルって同じ物を持ってる人が結構いて
間違えてもってっちゃうらしいので、目印のステッカーを。
2014_0308_33.jpg

日本のラジラーを支えるアールシーマニアックス。
たぶんこのロゴが人力で上がった高さとしては
史上最高地点だったのではないかと。笑



ここからは尻セード祭り。
このためにハードシェルパンツを履いてきたといっても過言ではありません。
2014_0308_34.jpg
なるべく登りの人に迷惑をかけないようにルートを選びながらですが
だいぶステップを馴らしてしまいました。


私が滑る目線を手持ちカメラでなんとか撮ってみましたので
その楽しさが少しでも伝われば幸いです。




ウチのパーティーのお守り
「カエル隊長」も雪をフガフガと楽しそうでした。
(驚きの点灯機能付きの隊長です)
2014_0308_35.jpg
尻セード祭りを堪能しながら明るいうちに下山終了。
恐ろしいのは
朝いた車が軒並みいなかったという事実。
どんだけ鈍足なんだ我々は。


とはいえ、慣れないアイゼン歩行の練習ができたこと。
貴重な冬季の森林限界の雰囲気を味わえた事。
無事に二人して登頂させてもらえた事等など、得たものは大きかったです。
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今回も無事に帰らせてくれてありがとうございました。
また来るよ!




<番外編 旅の終わりに>
下山後はご褒美のお気に入りの鹿山の湯へ。
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この日も人がまばらで(大丈夫なんだろうか)いいお湯でした。
アルカリ性の温泉って優しくて好き。

お食事は欲を出さずにIC近くにある「小作」さんで
ほうとうをいただきました。
山梨発のチェーン店ですが相変わらず美味しかったです。
ちょっと量多いけど。。。
次こそおソバを!




(以下メモ)



◇お山
蓼科山 長野県茅野市 標高2,530m
当日コンディション:晴れ、気温-6℃ ~ 2℃


◇コース
【登り】
女乃神茶屋登山口スタート(8:27) →2,120m標識(10:08) →休憩(15min)
→森林限界地点(12:23)→山頂(12:56)

【降り】
下山スタート(12:57) →森林限界地点(13:18) →昼食(20min)
→2,120m標識(14:23) →女乃神茶屋登山口(15:12)

※トータル時間6時間45分



◇主な装備
・登山靴:GARMONT タワープラス GTX II
・ザック:karrimor ridge 40(総重量 11.0kg)
・レインウエア:持参せず
・アウター1:patagonia Triolet Jacket
・アウター2:Patagonia Micro Puff Hoody(使用せず)
・ミドル:Marmot Moon Fleece Jacket
・ベース:TERNUA LAIRG
・ボトム:finetrack ストームゴージュアルパインパンツ
・ボトムアウター:Lowe alpine SNOW PEAKS PANT(NEW イイ!)
・ボトムインナー:PHENIX Outlast Mid wt. Stretch Tights
・グローブ:Black Diamond Arc Glove
・グローブ2:OUTDOOR RESEARCH Stormtracker Gloves
・グローブ2インナー:モンベル メリノウール インナーグローブ タッチ
・スパッツ:MOUNTAIN EQUIPMENT TRAIL DLE GAITER
・バラクラバ:MIZUNO ブレスサーモ・バラクラバ
・アイゼン:GRIVEL G12 NEW-MATIC
・ピッケル:GRIVEL Monte Rosa plus


◇メモ
・グローブバージョンアップ検討
・登り時の休憩はしっかり入れたほうがよさそう
(事前に地図を元にポイントを検討)
・冬靴もやっぱり履いてみたいな・・・
・尻セードするとハードシェルと言えどノーダメージではない
・グリセードはアイゼン外してやるものなのか??
・鼻隠すとゴーグルはやっぱり曇る(ノースのは試してない)
・ツバ無しのニットの方が使いやすいかも
・サングラスをバラクラバの中に入れてかけると頭痛くなる
・風速ってどうやって計るんだろう
・温度計誤差あるかも

 OYAMA

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